今月は『Generalization of 2004』と題して2004年を総括してみました。



 
清野俊也


今年の目標は…奥さんと同居することかなぁ…それだと転勤になるけど。

>> 2004年ベスト・ディスク
1. WORLD STANDARD.04 / A TATSUO SUNAGA LIVE MIX
著名な方ならともかく、俺らのこんな年間ベストなんて読む人いるんですかね、俺なら読まないですよ、多分。でも、いつも通りに目一杯書いてしまいましたので、年末年始におヒマな人は一度目を通していただけると幸いです。
さて、このページをわざわざ読んでくれてる人で、これを聞いてないっていう人はいないと思うんだけど、やっぱどう考えても今年聞いた回数が一番多かったので1位にさせてもらいました。それにしても、めちゃめちゃマニアックなことやってるのに、それをどんな人でもすんなり聴けるほどポップにまとめてしまう、そのハンパない構成力には脱帽するばかり。しかもメジャー流通のCDなんで日本中どこにでも売ってて誰でも聴けるし(重要)。ま、あとやっぱ「マラガのひまわり」は披露宴の入場曲だったしハズせないということで。すいません。
2. WACK WACK RHYTHM BAND / WACK WACK RHYTHM ISLAND FEAT. RHYMESTAR VERSION EP (クボタタケシ REMIX)
これもCDだったら日本中どこでも売ってる。去年出たオリジナル(今回はB面に収録)も大好きで、パーティでもMIX CDでもしつこく使い倒していたんだけど、今年出たクボタタケシさんのリミックスが、これが!もう!超最高なカリプソ・ブレイクビーツなんですよ。今までかかっていた曲を一気にリセットして、ここからどこいこうって気分を煽るような、生音にも打ち込みに振れる独特のザックリした質感。本当にこの人って天才だと思います。
3. NOAH CRESHEVSKY / THE TAPE MUSIC OF NOAH CRESHEVSKY 1971-1992
今年度のリイシュー大賞。テープ・コラージュとか電子音楽と呼ばれるものが昔から大好きで、定番のMarshall Mcluhan「The Medium Is The Massage」や大野松雄「鉄腕アトム〜音の世界」とかいまだに愛聴してるけど、この人のことは全然知らなかった。テープ編集で切り貼りした現代音楽って、今聴くと「昔の人の考えていたキッチュな未来像」みたいのが感じられて、そこが好きなんですよね。勿論MIX TAPEとかのネタ音源に使ってもバッチリだけど、この人はディスコネタの切り貼りも多いせいか、作風も明るいので通しでも全然聴ける。このテのリイシューものでは重要なブックレット資料もめちゃくちゃ充実していて(本人のインタビューも付いてる!)読んでるだけで幸せな気分になる。これも注文すればどこでも買えます。
4. MAX SEDGLEY / HAPPY (FATBOY SLIM MIX)

今年出たファットボーイスリムのニューアルバムは個人的に今までの中で一番好きなんだけど、つくづく思ったのが、ノーマン・クックってミック・ジョーンズ(元クラッシュ、B.A.D.)が本当に好きなんだなあってこと。だって似てるんだもん、クラッシュに。今年クラブヒットしたこの曲はそんなノーマン節が完全復活です。っていうか単にファットボーイ・スリム「Gangstar Trippin」とB.A.D.「The Bottom Line」を足して、カリプソ風味にしただけって感じで。でもそれって「最高」っていうことですから。
5. TOKIO / 涙くんさよなら(小西康陽MIX)
これを初めて聴いたのはオルガンの「レコード番長」の時だったけど、あまりのカッコ良さに卒倒しそうになった。ここ数年の小西さんのリミックス仕事の中でもこれがダントツのベストではないでしょうか。ちなみにこの時、まだ発売前だったんだけど、須永さんが「小西さんアレあげちゃいなよ!」と無理矢理CDRをもぎとって僕に渡してくれて、その時に小西さんが見せたあの微妙な表情が…。なんかどっちを立てればいいかわかなくて、ひたすら恐縮するしかなかった。TOKIOなんて買いたくないっていう人はレンタル屋にも置いてあるんで、是非。
>> 2004年ベスト・ムービー
ハウルの動く城
見た人のほとんどがつまんないって言ってたけど、面白かった。ストーリーの辻褄なんか合ってなくても、見ていて気分がよければ別にいいと思うんだけど。女の子も可愛いし。

>> 2004年ベスト・ブック
空知英秋 / 銀魂(JCコミックス)
最近「ジャンプ」が面白くない。「ワンピース」「ナルト」の進まなさ加減は、末期の「ドラゴンボール」をも超えてる。「デスノート」もなぁ…最初はあんなに面白かったのに。別に買わなきゃいいんだけど、「少年ジャンプ」と「ロッキングオン」は中学生からの習慣になってて、やめられないんです。このマンガはそんなに面白くはないんだけど、それを作者本人もわかってて描いてるふうなのが、妙に達観してる。
>> 2004年ベスト・パーティー
2/22の渋谷サウンドデモ
たまたま実家に帰省していて渋谷で買い物してただけで、この日にサウンドデモがあるなんて全然知らなかった。偶然にも体験できて本当にラッキーだった。「勝手にシンドバット」と「ロッカーフェラースカンク」がとぐろを巻いてる超大ネタのブレイクビーツが大音量で鳴り響き、金髪外人のオネーチャンもわけもわからず一緒になって「コーロースーナッ!」と叫びながら腰を振って行進するのを目の当たりにして、久しぶりにドキドキした。音楽って本っ当にすごいと思った。ただ、実際に入ってつくづく思ったけど、機動隊と警官とパトカーの数、いくらなんでも多すぎ。

>> 2004年ベスト・DJ
2/22の渋谷サウンドデモの小西康陽さん
そんで、そのサウンドシステム積んだ街宣車に乗ってDJしてた小西さんが、本当マジにカッコよくて。いつもの通りにあのアクションでアゲまくるんだけど、顔見るとすごいテンパッてて(笑)、さらにゴールの宮下公園に着いた時の、あの逃げ足の早さ(笑)。ああ、当事者であることを引き受けてる大人って、なんてカッコイイんだって、笑いながら泣きそうになった。
>> 2004年最高だった出来事
結婚
とりあえず、これですかね。過去10年来お世話になった別海高校の先生方からハリウッドのスタッフの面々まで集まっていただいて、本当にありがとうございました。卒業生からのメッセージも本当に沢山もらったし、家の前に「結婚おめでとう」の垂れ幕をつける奴(力也←教え子)までいるし。でも、まだ一緒に住んでないですけど。
>> 2004年最悪だった出来事
中島らも逝去
しかも何ヶ月も亡くなったのを知らなかった。めちゃめちゃショック。ちなみに去年自分のクラスの生徒で3回も停学をくらった奴に「僕が踏んだ町と僕に踏まれた町」を貸したのはいいけど、ハマったきり戻ってこない。返せ。
>> 2004年最高だった人
ECD
昔から好きだったけど、「ECDIARY」を読んでからというもの、すっかりハマッてしまい、ECDBBSも毎日チェックするようになってしまった。あくまで生活者として地に足が着いたスタンスを崩すことなく曲を書き、DJをして、デモにも参加する。当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、そのブレのなさが最高にカッコよく見えた2004年でした。
>> 2004年最悪だった人
どっかの嫌煙バカ
ついに今年の10月から校舎敷地内が全面禁煙になってしまいました。この間、某先生宛に差出人不明のメールがきたそうです。「車の中で煙草を吸っておられますが、駐車場も敷地内ですので、ご遠慮ください。」なんだこの気持ち悪い奴は!誰だかわかり次第、静脈にニコチンを強制注射してやりたい。風紀委員タイプが成長しないまま大人になると、本人は正義感に駆られてるつもりだけに、余計にうっとおしい。
>> 2004年ベスト・名言
「…いや、違うんですよ…廉平が悪いんですよ。」〜山本圭一
うちのスタッフ若番頭の山本圭一は「ピザ」を「ピッツァ」と発音したり、「青写真」を「ブルーフォト」とのたまったりと、若さゆえにオシャレでハイセンスな失言を繰り返すのですが、それを飲み会でツッこまれたりすると最終的に出てくるのが、この言い訳。全然無関係な幼なじみが唐突に引き合いに出されるところが最高!廉平に全く関係ない話題であればある程、ツボに入る。
>> 2004年ベスト・フード
居酒屋「酬へい」の出汁巻きたまご
「ぴっくあっぷ」まで徒歩30秒、「ピース」まで徒歩1分という抜群の立地条件にある居酒屋「酬へい」は当たりの多いメニューと値段の安さから、スタッフの打ち上げには欠かせない場所。とりわけ毎回注文する出汁巻きたまごは「これたまご何個使ってんのよ!」と言いたくなるデカさ(1人前で4人分ぐらいある)と、やたらジューシーな出汁にガッチリハートを掴まれること請け合いの逸品。ただ、いつも食いきれないので、打ち上げに遅刻した人は、まず残った出汁巻きたまごを処理する羽目になります。





山本圭一


今年の目標は「貯金!」

>> 2004年ベスト・ディスク
1. SLEEPWALKER feat. PHAROAH SANDERS / THE VOYAGE
問答無用の2004年ナンバーワン!一生モンのSPIRITUAL JAZZ。こういうあまりに愛情の深い曲って、家では何百回と聴くけど、実際フロアではかけられなかったりします。
2. PUSHIM / LIKE A SUNSHINE, MY MEMORY (EOL MIX BY LOUIE VEGA)
この曲をベストに挙げるDJは星の数ほどいるんだろうけど、やっぱり外せません。でもこの曲をピークに、以降ルイ・ヴェガのあのジャジー・ハウス路線はいいかかげん食傷気味。ハウス・ヘッドには怒られるかもしれないけど【LOVE IS ON THE WAY】とか微妙だったなぁ…。
3. COPYRIGHT feat. TASITA D'MOUR / RELEASE YOUR SELF(RP'S CLUB MIX)
今年はREEL PEOPLEをたくさん聴きました。自身の曲からリミックス・ワークまで出す曲出す曲いちいち最高。歌モノ・ブロークン・ビーツを作らせたら本当に巧いなぁって思います。何か「ポスト・インコグニート!」みたいな。
4. MARCO DE SOUZA / STEP OVER
ローズの上モノであんなにアッパーになれるもんなんですね。こういうのもっと欲しいな。
5. PAUL MURPHY & MARC WOOLFOLD PROJECT / JAZZ ROOM
SPIRITUAL SOUTH MIXがオススメ。ブレイクで溜めに溜め、爆発するのかと思ったら意外に不発ってのが好きですね。
>> 2004年ベスト・ムービー
TALK TO HER
全てがガラスのように脆く美しくて、一切の無駄がない。言葉を失って呆然とし、才能に羨望の眼差しを向け、ただただスクリーンを前にひれ伏すしかない―そんな映画は年に一本あるかないかです。

>> 2004年ベスト・ブック
リチャード・ブローティガン/ 愛のゆくえ
特に劇的なストーリー展開があるわけでなく、激しい感情の起伏があるわけでもなく、淡々としているのに優しくて温かくてメロウですごくいいムードがある。死ぬほど好き。
>> 2004年ベスト・パーティー
2004年のHOLLYWOOD全て
どれか一つなんて選べない、てか選ぶ必要なんてないでしょ。
>> 2004年ベスト・DJ
沖野修也、MURO、須永辰緒、CAPTAIN FUNK
ホントに来たんだな〜って。未だに半信半疑?
>> 2004年最高だった出来事
DJ
今年は初めてHOLLYWOODでDJさせてもらったり、ゲストの前座を任せてもらったりと、数多くの経験を積ませていただきました。自分のDJで少しでも踊ってくれたり、楽しんでくれる人がいたらこれ以上の幸せはないです。
>> 2004年最悪だった出来事
駐車違反でパクられた
15000円は高すぎ!無事故無違反だったのに…
>> 2004年最高だった人
オセロ中島
もう結婚したいくらいに好きです。なのに…谷原章介め!
>> 2004年最悪だった人
清野
この人には今年、プライベートでも本当にお世話になったので頭が上がらないのですが、ホームページの原稿の締め切りを守らないのだけは許せません!
>> 2004年ベスト・名言
「おって…帰らんどいて…」〜ジョゼ(『ジョゼと虎と魚たち』より)
今まで観てきた映画の中で一番好きなシーンです。池脇千鶴が本当に素晴らしい。
>> 2004年ベスト・フード
北海しまえび
オールタイム・フェイバリットです。ゲスト来訪の際には必ずご馳走します。須永さんも大好物。





中澤宏明


相変わらず「ゆる〜い」感じで。

>> 2004年ベスト・ディスク
1. THE FIVE CORNERS QUINTET / THREE CORNERS (REMIXED BY NICORA CONTE)
今年最もお世話になった1枚。これからもよろしく。
2. BOOGALOO / YOU GOTTA HAVE FREEDOM
去年から引き続きお世話になっりぱなしです。これからもよろしく。
3. THE DZIHAN & KMIEN ORCHESTRA / HOMEBASE
聴けば鳥肌必至!お世話になりました。これからもよろしく。
4. MARCO DI MARCO feat. NATHAN HAINES / MY LONDON FRIENDS
渋すぎます。リミックス盤にはお世話になりました。これからもよろしく。
5. QUENTIN HARRIS PRESENTS CORDELL McCLAY / TRAVELLING
ずーっとこの何とも言えぬ浮遊感に浮いていたいと思ってしまいます。これからもよろしく。
>> 2004年ベスト・ムービー
「HOLLYWOODという名のドキュメンタリー」
最高っス。
>> 2004年ベスト・ブック
特になし
今年は教科書ばっかり読んでました。
>> 2004年ベスト・パーティー
HOLLYWOOD全て
これからもよろしく。

>> 2004年ベスト・DJ
お客さんを楽しませようと努力する全てのDJ
当たり前のことだけど、最も重要で忘れがちなこと。
>> 2004年最高だった出来事
今でも生きていること。
生きてりゃ良いことあります。
>> 2004年最悪だった出来事
特になし。
生きてること以上に欲張りません。(目標)
>> 2004年最高だった人
王子様!
異論の余地ナシ!!
>> 2004年最悪だった人
特になし。
>> 2004年ベスト・名言
「トランスかけれ」(語尾上がり系)
大爆笑!詳細は王子に会ったら気軽に聞いてください。
>> 2004年ベスト・フード
麦酒
永遠の栄養源。





奥山一浩


今年は体調管理、体力増進

>> 2004年ベスト・ディスク
1. ULTIMATE BREAKS & BEATS
無人島レコード。バイブル。
>> 2004年ベスト・ムービー
BLACK CAESAR
おしゃれ。
>> 2004年ベスト・ブック
THE WILD DAYZ
アディダス。
>> 2004年ベスト・パーティー
HOLLYWOODスペシャル以外で?
友人達のパーティーに刺激を受けた年でした。

>> 2004年ベスト・DJ
HOLLYWOODスペシャルゲストDJ以外で?
友人達のDJに刺激を受けた年でした。
>> 2004年最高だった出来事
パーティーでは師匠(CAPTAIN FUNK)との共演
ガチガチ。
>> 2004年最悪だった出来事
言っていいのか?
ガチ。
>> 2004年最高だった人
高田総裁
ガチ。
>> 2004年最悪だった人
言っていいのか?
ガチ。
>> 2004年ベスト・名言
「今日はムカついてるからギター壊すぜ」〜レペゼン隣町のギタリスト(名前は知らん)
熱いぜ!
>> 2004年ベスト・フード
スイーツ全般
深い。

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