PLAY TUNE > 2008.1

さぁ今年もやってきました「HOLLYWOOD AWARD」!!年々益々の充実を図るこの企画。今年も多種多少な音楽がてんこ盛りです!

まずは『HOLLYWOODが選ぶ2007年のベストディスク』を計6枚紹介します!!



CAPTAIN FUNK / HEAVY METAL - HEAVY MELLOW
CD / (MODEL ELECTRONIC)
世界基準でみれば間違いなく今年最大の影響力をもった日本発ダンスクリエイターのスーパーすぎるアルバム2枚同時発売。2007年にインフルエンザより早く猛威をふるったBUMBLEBEEZ、VAN SHEといったMODULAR勢やSOUTH CENTRALの悪&バカ&下世話をさらに10倍界王拳のごとくパワーアップした猥雑さでロックとダンスの双方に鳴らす「HEAVY METAL」。ハリウッド・スタッフも男泣きしたNG3新井さん参加の、発狂したポール・ウェラーのようなつんのめりまくるモッド・ソウル・レイヴ「KICK THE BEATS」はこっちに収録です。
一方の「HEAVY MELLOW」もBLACK GHOSTSとPACIFIC!の合併号のようなスーパー泣けるダンスチューンの満干全席。永遠の新しモノ好き親父トッド・ラングレンも「これはオレがやりたかったのに!」と地団駄を踏むに違いない、メロディ・メイカーにしか降ってこないメロディのみでダンス・チューンを構成してしまった恐ろしいアルバム。どっちのアルバムもスネアの音色が尋常じゃない。デビュー時から全然変わってないという話もある。本当にこの人は早すぎたのだ。(清野)

Hitoshi Arai with Phil Hopper / LIFESTYLE MUSIC
CDR / (-)

カーステ常備の「緑盤」、家に常備の「赤盤」ともに2007年一番回数聞きました。NG3、NORTHERN BRIGHTも大復活の新井仁さんの、プライベート録音の自主流通CD。BECK 「ONE FOOT〜」やTRAFFIC 「JOHN BARELEYCORN〜」にも通じる名盤です。タイトルどおりの日常的な音、曲。なのに聞き終えるとほんの少しだけアガる感じ。新井さんの弾き語りライヴのあの「感じ」。来年も「range life」に来てください!(清野)

YOU THE ROCK★ / BIG VIP HOP
CD / (GATE RECORDS)
竹原慎二もびびってたじろぐ最強ブログ「アメーバー番長」の更新も益々勢いづく中、2007年も天下を取りまくりのVIP HIP HOP「YOU THE ROCK★」 ニューアルバム 。 前作「NO SELL OUT '05」が「ライフ」なら、本作は「ファンタズマ」。ワールドでスタンダードな大物プロデューサー「J.R.」の鳴らすトラックの煌びやかさと「ルーペ・フィアスコ」なジャケットの華やかさ、そして誰よりも胸に響くライムが全ての年代の背中を後押しする問答無用2007年HIP-HOPベストアルバム。(奥山)

MURO AND ZORO / EAST RIVER PARK
CD / (RUSH! PRODUCTION / TOY'S FACTORY)
HIP HOP = MUROの公式も一層世界各国に拡大する中、その公式に決定打を打ち込む最強コラボレーションアルバム登場!あの伝説のHIP HOPムービー「WILD STYLE」の主役ZOROとMUROが贈るインストゥルメンタルアルバム。展開が変わる度にいちいち雄たけびを上げたくなるスペシャルなブレイクビーツと極上のサンプリングの数々、おもわずニヤリなZORO作のCDジャケット、スプレー缶と地下鉄の音がトリビュート感をも生む無敵の一枚。(奥山)

沖野修也 / UNITED LEGENDS replayed by SLEEP WALKER
2CD / (Geneon)
デビュー作にして傑作、「UNITED LEGENDS」をスリープ・ウォーカーが完全生演奏のジャズでカヴァーした前代未聞の超意欲作。リミックスという概念を変えてしまった沖野氏の発想に驚愕。吉澤はじめ氏のアレンジ、スリープ・ウォーカーのスキルも冴え渡り、参加ヴォーカリストの声がまるでジャズ・シンガーのそれに聞こえてしまいます。「Thank You」はジャイルス・ピーターソンがヘビープレイ。「Love Is The Key」に至ってはダニー・クリヴィットが「トラックを今すぐ送ってくれ!」というメールを沖野氏本人によこしたという逸話も。(山本)

阿川泰子 / re-mode club jazz digs YASUKO AGAWA
CD / (ビクター)

須永辰緒氏監修のもとに国内外問わず集められた超豪華アーティスト達が阿川泰子の楽曲をリミックス。「世界最高水準のリミキシーズ」という言葉通り、全曲尋常じゃないクオリティ。また阿川泰子のコケティッシュな歌声も曲によって様々なアレンジが施されるリミックス集だからこそ、尚更強烈な存在感を放っています。一曲一曲の素晴らしさ、アルバム一枚通した上での統一性を考慮したら、これはもう「リミックス集」という枠を超えて、「クラブ・ジャズ史に残る傑作!」と断言してもいいのではないでしょうか。個人的にもこのアルバムは本当によく聴き込みました。ちなみに10周年パーティーで須永さんはこの中からニコラ・コンテのリミックスをプレイ。(山本)

続いてはみなさんお待ちかね!HOLLYWOOD DJs & FRIENDSが選出するパーソナル・ベストです!!今年は執筆者が多いため、計3回に分けてお届けします!

ラインナップとスケジュールは
・今回掲載分 〜 清野俊也 / 奥山一浩 / 半田尊 / 中沢宏明 / 山本圭一
・1月15日掲載予定 〜 山口廉平 / 戸野晶雄 / 石田正覚 / DAFT GROOVE / 岡田歌純
・2月1日掲載予定 〜 小笠原孝 / 川崎俊樹 / 側千文 / 奈良愛紗 / 野口幸太郎 / 粕谷智哉

となっております。それではどうぞごゆっくりご覧下さい!!※各人の画像をクリックしてください。別ウインドウが開きます。




清野俊也

奥山一浩

半田尊

中沢宏明

山本圭一

山口廉平

石田正覚

戸野晶雄

DAFT GROOVE

岡田歌純

川崎俊樹

小笠原孝

側千文 (COMING SOON...)

奈良愛紗

粕谷智哉

野口幸太郎
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