平成23年度のとりくみ
 −根室酪農の長期的発展のために本年度とりくむこと‐

1.計画策定の骨子
  本年度は、生乳需給損耗を防ぐ変動に伴う乳価(用途別価格を含む)の不安定、資材価格の高騰による経営収支の悪化、天候に影響を受けた自給飼料の栄養低価による乳牛体調の悪化と生乳生産の停滞などの課題が山積している。
  管内酪農の長期的安定発展を図るためには、近視眼的に経営の帳尻を合わせるための出口(必要経費の削減、乳牛の補充、基盤投資の先送り等)対策を重視するのではなく経営の入口である生産基盤(自給飼料畑の生産性向上、健康長寿な乳牛と損耗防止、飼養管理技術の普及、乳牛検定の活用)の強化を先行しなければならない。
  自給飼料の潜在的生産力を生かして自給率を高めること、乳牛の育種速度(高泌乳)に合った栄養飼養管理を普及すること、経営改革を促す経営内部情報の充実と提供量を増やすこと等の経営の入口対策にテーマを絞り計画を策定したい。

2.各分野の事業計画概要(主要なテーマ)
 @ 生産の入口(土・草・牛)対策の強化
    イ)圃場ごとの草地状況を把握するためのデータ化の促進
     土壌分析の普及と分析結果のデータベース化、圃場管理台帳の整備を図る。
    ロ)乳牛の育種速度(高泌乳化)に合わせた栄養(飼養)管理策の普及と乳牛の損耗を防ぐための
     手立て(飼料給与診断システム・繁殖改善モニタリングシステム)を作り上げる。
  A 経営を側面から支援する体制の強化
    イ)JA営農支援のバックアップ、営農指導力(コンサル能力)の強化を図る。
     経営主の創造的自主的活動を助長するための動機付する力、発信力を高める。
    ロ)乳牛検定の参加・活用策を広めて乳牛群の生産力を高める。
     牛群・個体の生産性を高める検定成績ツールの利活用を増やしていく。
 B 生産情報のデータを加工・新規入手して経営に有益な情報を提供する。
    イ)人工・個体識別・乳検・牛乳集荷・登録データを加工し経営支援情報を改定、開発する。
    ロ)診療・市場・土壌等の新データ入手により上記データとの連動により新規支援情報を作り上げる。
     (繁殖モニタリング、市場上場・成績、PC mapping圃場台帳)

3.各部門の事業計画