(C)TOSS/学校づくり/学校施設/教頭/校内巡視のポイント
教頭の仕事の一つに学校施設の管理のための校内巡視があります。そのポイントを紹介します。
教頭は,退勤前に校内巡視を行うのが常であろう。
全ての教室・施設などに異常がないのか点検するのである。
巡視する道順を決めておく。
これは当然のことだろう。
できるだけ短い時間で効率的に巡視するために巡視する順番を決めておく。
ただし、私は時折反対から巡視することがある。
反対から巡視することで、それまで見落としていたことがわかったりする。
点検する項目を決めておく。
点検する項目は次のことであろう。
「整理整頓が為されているか。例えば,教師の机の周り,児童のロッカー等」
「掲示物がきちんと貼られているか。例えば,画鋲で四隅が止まっているか。子どもの作品をぞんざいに扱っていないか等」
「清掃がきちんと為されているか。床にたくさんごみが落ちていないか。黒板がきれいになっているか等」
「施錠がきちんとされているか」
「ストーブなどの火気の始末はきちんとされているか」
「その他,特に日常と変わった点がないか。安全が確保されているか」
このようなことを瞬時に点検していかなければならない。
ただし、私は次のことをしている。
その日の点検の重点ポイントを決め,巡視する。
「今日は,掲示されている子どもの作品を重点的に見ていこう」
「今日は,子どものロッカーの状態について調べてみよう」
等とポイントを決め,巡視する。
こうしたことをした上で,私は毎日次のことをしている。
子どもの椅子がきちんと机に入れられているか。
机と椅子がきちんと整頓された教室は,その学級担任の教育の姿勢が伝わってくるようである。