(C)TOSS/学校づくり/組織運営/職員会議/職員会議議題の設定の仕方
職員会議を改善していくことで,学校づくりは随分違った様相を示してくると思います。職員会議の議題をいかに把握し,設定していくかが大切となります。
校長を主宰者として,職員会議は開催されます。
校長の指示を受けて,職員会議は教頭か教務主任が実質的に運営することになります。
まずすることは次のことです。
年間の職員会議議題を一覧にする。
教頭は,年度当初に昨年度の職員会議録から,年間の職員会議議題を一覧にします。
そのようにすることで、年間の見通しがもてるようになります。
また、その年度で必要な議題を割り振ることで,効率的な会議運営ができます。
当然,議題を洗い出すときには,提案者もはっきりとさせておきます。
少なくても1ヶ月前には、議題,提案者を確認する。
年間の議題一覧に基づいて,職員会議1ヶ月前になったら,議題と提案者を確認するために,主任会議等を開催します。
それを受けて,分掌会議が開催されることになります。
ただし、学校によってはこれらが省略されているところもあるかもしれませんが、議題・提案者を何らかの形で確認し,準備をしていないようでしたら,指示・助言をしておくことが必要です。
当日の議題一覧を作成し,予め全職員に配布する。
議題一覧の原案を作成し,職員に回覧し、加除修正してもらいます。
そのときに,職員からも議題を受け付けます。
議題一覧には、議題・提案者・時間・報告か協議かなどが記入できるようにしておきます。
最後に教頭がチェックすることになりますが,職員会議の最後には必ず「校長から」という議題を設定することを忘れないようにします。
会議最初で議題の確認はしない。
司会者が会議冒頭、次のように言うことがあります。
「本日の議題は,プリントのようになっていますが,それ以外にありませんか」
このような運営の仕方は,それまでの準備を台無しにしてしまいます。
また、当日突然出される議題は,会議そのものをダメにしてしまう可能性があります。
このような司会者の発言があったら,毅然として管理職は
「そういうことはやめてください。そのために前もって議題一覧は回覧し,計画を立てているのです。次回の職員会議に回してください」
と言います。