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第4号 長期休業中の危機管理 校長先生の話から考える

■いよいよ本日から二学期が始まります。
  皆様,二学期もよろしくお願いします。

■夏季休業中に先生方心身ともにリフレッシュできたでしょうか。
 私も,一学期のことを反省し,いくつかのことを教頭としてやっていこうと考えています。
 一つ目は,教頭としての職務を今一度認識し,それをいかに具体化していくかということです。
 教頭の職務の1番目にあることは,以前にも書きましたが,校長先生を助ける,ということにあります。
 そのことを私は,具体的に何をしてきたのかといわれたら何とも心細いなーとこの夏休み思いました。
 そこで、私は次のことをしようと思います。
 校長先生の朝の打ち合わせや職員会議等における発言を記録化し,校長先生の考え方や方向性が具現化できるように私なりの言葉でこの通信に書いていく。

 こうすることで、少しでも学校がより良くなっていくことに貢献したいと考えます。
 早速前日出勤のことから行ってみます。

■朝の打ち合わせで校長先生は次のように言いました。

 「ご苦労様でした。皆さんが無事に来たと言うことは,何よりです。  また、地域においても何もなかったというのは何よりです。」

 健康であること。そして、一人一人の命が無事であるということはとっても大切なことです。
 長期休業中に私達教師が、研修に励むために勤務地から離れられるのも、考えてみれば平穏無事,健康安全に子ども達も教師も地域の人も過ごしているからです。
 もし、そうでなかったらどうでしょうか。
 例えば,大きな地震や土砂崩れなどの自然災害,学校や教員住宅から不審火,教師の中の誰かが交通事故でなくなる。子どもや保護者が何かの事件や事故に巻き込まれ,命を落とす。
 そんなことになったら、当然私達は勤務地である飛仁帯に戻ってこなければなりません。
 
■ところが、私は教頭として考えました。
 そうした長期休業中の不測の事態に対して,何らマニュアルができていないということにです。
 例えば,大きな地震が起きたときのことを考えてみましょう。
 まず大きな地震とは,震度いくつ以上から言うのでしょうか。
 仮に震度5以上だとしたら,職員全員が学校に来ることを義務付けることになるでしょうか。誰と誰が学校に来ることになるのでしょうか。
 また、どの程度の損害で全員を召集することになるでしょうか。
 そして、召集された職員のやるべきこととは一体なんでしょうか。どこに連絡したらいいでしょうか。
 以上のように、ともかくランダムに上げてもいくつもの考えるべきことが出てきます。
 つまり、長期休業中における危機管理がマニュアル化されていない。準備されていないということです。このことに気がつきました。

■校長先生が、皆さんや子どもや地域の方々の無事を本当に喜んでくれたということ。
 これは「危機管理」という観点からしても,皆さんが心身ともにリフレッシュできるということは、何事もなかったからです。
 そして反対に、教頭としてやはり危機管理に備えて,長期休業中の危機管理に関するマニュアル化をこの二学期中に整備しておかなければならないなと痛感しているのです。
 何事もないうちに、手を打っておくことがどうしてもこれからの世の中は必要なんでしょうね。