北方展望台がある春別川河口高台が、白鳥台と呼ばれています。
毎年10月下旬から3月にかけて数千羽を越える白鳥が集まり、
その優美な姿を間近に楽しむことができます。


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【白鳥台と白鳥飛来】
 国道244号線に沿う戸春別市街入り口に高台があるが、この高台真下の春別川河口は、全国一のオオハクチョウの越冬地であるところから「白鳥台」と呼ばれていた。
 この白鳥台には、昔時、先住民族の集落があり、春別川をさかのぼる鮭を捕って暮らしていたが、すでにその頃から白鳥が飛来していたといわれ、人と白鳥のつきあいが始まっていたようだ。
 今日、この高台も駐車場や北方展望塔、「白鳥の碑」等が施設され、観光地としての様相は一変しているが、白鳥だけは昔のままの姿を見せてくれる。
 白鳥は、毎年10月下旬から11月初旬にかけて飛来する渡り鳥で、野付湾、風蓮湖などに飛来する。
 こうして、結氷が始まるころまで、それぞれの飛来地の湖沼で、無尽蔵に生育している”アマモ”を餌にして旅立ちにそなえている。
 春別川河口は結氷も軽く、また、シベリアに帰るコースとしての条件に利点があり、彼らは旅立ちの中継地にしている。
 毎年、この季節には白鳥の優雅な姿を求めて、全国各地から観光客が訪れ、白鳥とたわむれる。