ゲルの組み立て方-3

ゲル天井1

3.先を四角く削って手前に穴を開け紐を輪に通した棒を、丸天井の周囲に開けた四角い窪みに突っ込み、手前の紐を壁の上端に引っかけて固定します。
 これを周囲ぐるっと数十本の棒を使って行いますが、壁が円形になってなかったり、上端が水平になってなかったりすると引っ掛からずに落ちてしまいます。中で支柱を支える人は落ちてくる棒で恐怖することになります。
 この時中心に垂らした紐と棒が重なり合うように、つまり作業者から垂直になるように固定します。こうすることで完成後上に子供が乗ってもビクともしない天井が出来上がります。

ゲル骨格完成 全部の棒を固定した様子が右の写真です。なお扉は蝶番を付け忘れてただの蓋になっているとのことでした。

 

 

 

4.骨格が完成したらフェルトをかけます。壁の部分は下端に隙間が開かないように上端を引っかけ、縄で固定します。天井は円い部分を覆わずに扇形に整形したフェルトを掛けて固定します。頂上にはラクダの皮(筆者注:確かそうだと記憶している、間違いかも)を掛け、必要に応じてめくりストーブの煙突を出します。
 なお今回はこのゲルに用いるフェルト作りがメインだったため全てのフェルトが完成しておらず、全体を覆った写真はありません。1999年11月20日頃に完成予定とのことした。

ゲルフェルト覆い

 

 次はフェルトの作り方をご紹介します。

 

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羊仕切り

最終更新日: 2000/01/13.
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