NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題59

学校・学級を選ぶ時の基準で大切なのは?

 発達障害をお子さんを持つ保護者の大きな悩みは学校や学級をどこにするかということです。
 制度上の言葉で言えば「在籍をどこに置くか」という問題です。
 この問題を判断するときに何を基準にするとよいのでしょうか。


@授業についていけるかどうか

A友だちと一緒に遊べるかどうか

B子供の意見

 小中学生に特別支援教育を行う場所は4つあります。

 どの場所も普通教育またはそれに準ずる教育を行うことになっています。
 普通教育というのは義務教育のことです(教育基本法第5条)。
 義務教育というのは、学校教育法第21条にある「10の目標」をめざして行う教育のことです。

 この「10の目標」を具体化したのが、国語、社会、算数、理科といった学校の勉強です。
 よく「学校は勉強をする所」と言われるのは法律でこのように決まっているからなのです。
 ただし、勉強をする仕組みが4つの場所で少しずつ違っています。

 通常学級は教科の勉強をまるごと行うのに対して、他の場所では変更ができることになっています。
 これは学習内容に関する制度上の配慮です。
 子供の数や教員の質においても配慮があります。
 通常学級では1クラス40名以内で教師1名が基本です。
 一方、特別支援学級は1クラス1〜8名程度、特別支援学校では教師1名に対して子供4名という割合です。
 教員の質においては問題があります。
 通常学級の担任には特別支援の免許の有無は関係ありません。現状を考えれば、通常学級の担任にも特別支援の免許を持たせたいところですが、それよりも問題なのが特別支援学級の現状です。実は、特別支援学級の担任でさえ、特別支援の免許を持っていない一般の教員が担当している場合が少なくないのです。
 それに対して特別支援学校では、専門免許状を持つ教員を配置することが守られています。
 学校・学級を選ぶ時には、こうした現状も考えておかねばなりません。[20]

   

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