NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題59 学校・学級を選ぶ時の基準で大切なのは?

 
 特別支援学校の特長をもう少し考えてみましょう。
 特別支援学校では、生活単元学習という形での遊び(小学部)、作業(中学部)による総合学習が行われます。
 これは、デスクワークができない子でも遊びや作業を通して普通教育を実施する工夫です。つまり、身辺自立が難しい子や多動で机に座っていられない子にも対応できるカリキュ

ラムが用意されているということです。しかも、特別支援学校では担当教員自身が個別指導プログラムを作成できる専門性を持っているので意図的計画的組織的な対応が望めます。

 デスクワークができるかどうか

 

 次に、通常学級の特長を考えてみましょう。
 通常学級は、20〜40名規模の集団を相手に教員1名が教科書を中心とした授業を行っていく場所です。
 学習も生活も、学級という単位での全体指導が中心で、個別への配慮は中心にはなりません。
 これは一見冷たいように思われるかもしれませんが、全体への指導が崩れると、そこで学習や生活をしている一人ひとりへの対応が保障されず、 個別への配慮どころではない状態が発生するので仕方のないことです。
 つまり、通常学級で「個別の対応がなっていない!」と文句を言っても無理があるということです。[21]

 

 そして、通常学級で過ごす時間のほとんどは、年間1000時間ほどもある授業です。

 授業に参加できるかどうか

 このことが、通常学級を選択するかどうかを決めるときの重要基準になります。
 このことをもう少し詳しく考えてみましょう。

 

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