text by Nakazawa


 今回はサッカーについて。興味のない人には全くもってつまんない話なんで、先に謝っときます。すいません。

 現在世界最高レベルの大会とされる「UEFA Champions League」もベスト8が出揃い、いよいよ佳境に入ってきました。いや〜、おもろいですねぇ。  この大会になくてはならない顔となっていたバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、ユベントス(イタリア)が16強で姿を消し、一方では、97−98シーズンにアンリ、トレゼゲを擁しベスト4進出をした以外、近年では「昔の名前で出ています」といった感じであったリヨン、モナコ(フランス)なんかが残っているじゃないですか。またこれがいいサッカーしてるんですわ。特にモナコは気の早い一部の間では「来シーズンはユーベの監督に!」との声があがるほど評価を高めているデシャン監督(言わずと知れた元フランス代表キャプテン)に率いられ安定したバックラインと前線からの守備、攻撃力抜群の両サイドと「ラウールの相方はオレしかいなぜ」と言っているかどうかは定かではありませんが、昨シーズンまでの鬱憤を晴らす活躍を見せるトップのモリエンテスをベースにチーム全体でのパフォーマンスに優れています。

 ベスト8ファーストレグはアウェーでレアル・マドリーとの一戦。破壊的なプレスで前半は0−1と予想以上の出来、しかし、後半足が止まってきたところでジダン、フィーゴを中心とした怒濤の攻撃により自慢のラインコントロールが乱れ、あれよあれよと失点してしまい惜しくも4−2で敗れてしまいました。セカンドレグはスキラッチ、ジコスと守備の要となる二人を欠くことになるようでモナコの快進撃もここまででしょうか。 監督といえば若手監督ナンバーワンと巷でウワサのポルトを率いるモウリーニョ監督。この人カッコイイですねぇ。オットコ前でいいサッカーするなんて言うことなし。とにかくよく走り、よく繋ぎ、攻撃的。デコに預けたら周りがしっかりサポートするところも勤勉さが感じられ好感度が持てます。国内リーグをブッちぎっていることを考えれば、Champions Leagueにコンディションを合わせハイパフォーマンスを見せてくれると思います。ベスト4へ進むのは確実で、その先も・・・とかなり期待をしています。

 しかし、悲しいかな、欧州内では中堅に過ぎないこれらのチーム、来シーズンにはビッククラブに主力を引き抜かれ、戦力が大幅にダウンし国内リーグですら苦戦を強いられてしまう悲しくも確実な未来が待っています。今はその未来から目をそむけて大いに大会を盛り上げて欲しいモノです。
監督をもう1人。日本でも名将として人気のアーセナルのベンゲル監督。いよいよ今年は念願のベスト4入りが確実ですが、その先にあるファイナルにまで進めなければ超一流監督ではないことを認めざるを得ない状況が生まれてしまう気がします。アンリの個性と戦術がハマり、ビックイヤーを掲げロボットのような笑顔を見せるベンゲル監督を見てみたいのですが・・・

 さて、お決まりの優勝予想です。セミファイナルはアーセナル対マドリー、ミラン対ポルトになるでしょう。ファイナルは・・・アーセナル対ミランでミランの大会連覇で幕を閉じるというところでしょうか。ポルトを押したいのですが今年のミランは優勝した去年よりも完成度が高く、ネスタ、ピルロ、カカが故障でもしない限りあのバランスは崩されないと思います。予想通りいっては面白くないのが大会の常、(マドリーが優勝するのはもっと面白くないけど)アーセナルの初優勝も見てみたいし、ポルトにバレンシア、レバークーゼンが果たせなかった夢を叶えて欲しいとも思います。何よりも「うぉー」や「すげぇー」を連発したいモノです。

 最後に、シュツットガルトのラームはヤバいですね。

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