text by Yamamoto
 GWも後半戦です(5月4日)。今日はいい天気ですねぇ。行楽日和ってやつですね。現在東京より帰省中の姉夫婦(&姪っ子のなっちゃん)も潮干狩りへ出かけました。お母さんは温泉旅行へ出かけました。自宅には僕だけが一人ポツンと取り残されています(笑)。本当は僕も車で300キロくらいブーンとかっ飛ばしたい気分ですが、さすがにそんなことしてたら「早く新井さんのパーティー・リポート書けやコラァ!!」って全国各地の“新井ギャル”からお叱りを受けてしまいますよね(笑)。新井さんとあんなに贅沢で夢のような3日間を過ごさせて頂いたのだから、僕のGWはもう十分というか…これ以上を望んだら罰が当たってしまいます(笑)。

 彼女とピクニックに行けなくても!タコさんのウインナーをアーンしてもらえなくても!(古い?)、リアル『海へ行くつもりじゃなかった』と題して、FROM MY ROOM TO EVERYWHERE!な感じでお送りいたしまーす!今回は徹底リポートですよ!字数なんて気にしないよ!

 …でもあまりに書くことが多すぎて何から手をつけていいのか…。とりあえず時間軸通り、順に追っかけてみましょうか。今回はPARTY SHOTには未掲載のアナザーカットも多数掲載します。


 新井さんが釧路空港に降り立ったのが4月30日の午後。到着ロビーに『NORTHERN BRIGHT』のロゴも眩しいギターケース片手に、ユニオンジャックのジャージ+サングラス姿で登場した新井さん。カッコイイ…これぞロックンロール・スター…。背筋がピンと伸びたあのキレイな歩き方も去年のままで…これじゃあ僕が完全に“新井ギャル”だ…(笑)。

 「お久しぶりです!」と満面の“新井スマイル”で僕らスタッフと再会の握手を交わす新井さん。「ああ…この声だった…」と目がトロンとする僕(笑)。もうこれで十分だ…このまま新井さんが「んじゃまた!」って東京に引き返してもいいや…。

 いやいやそれはさすがにマズいだろ!!ってことで現実に引き戻されるスタッフ一同。釧路市内に車を走らせ、昼食を取ることに。

 着いたのは、スタッフ半田さんが「新井君にいつか絶対に食べてもらいたかったんです!!」と豪語した釧路西港沿いの『阿部商店』。





このテント張りの外観でテンション上がります!

 この『阿部商店』は釧路近海で獲れた魚介類を販売しているのですが、イート・インのコーナー(っていうほど洒落てないですけど、笑)も設けられていて、魚介類をその場で炭火で焼いて食べることも可能。

 イケスの中に入っている新鮮なカキやホタテ、鮭のハラス、サンマ、ホッケ、ツボダイ、ししゃも等々をパン屋さんの如くセルフサービスでトレイに乗せていきます。




カキを掴んでも絵になる男(笑)、新井仁。

 それをいざ炭火でパチパチと焼くのですが、世話好きなおばちゃん(写真右)が焼き具合から切り分けまで全てやってくれるので、初心者でも安心です。このおばちゃん(+ようかんをかじりながら登場した、いい湯加減の店主のおじちゃん)のトークが最高で、新井さんが東京から来たプロのミュージシャンだと分かると、自分の賄の毛ガニを新井さんにプレゼント!このおばちゃんもすっかり“新井ギャル”と化していました(笑)。

 んで、肝心の味の方なんですが…超UMA!!!完璧ナメてました!!店の作りとかおばちゃんの人懐っこいトークから判断するに、所詮観光客相手の「高い割には味イマイチ」な店だと思ってたんですが…この絶妙な塩加減の味付けとか、ツボダイの脂の乗りっぷりとか…これには漁師の僕も舌を巻きました!これはマジで美味!しかもお値段も信じられないくらい安くて!イクラ丼2杯頼んじゃったから少し高くなったけど、それでも五人で5000円ですよ!?安すぎる!新井さんも「いや〜今まで日本全国のおいしいものたくさん食べてきましたけど、やっぱ北海道の魚介類は格が違いますね〜!」と大満足だったようです。




炭火だからUMAさ倍増!(焼けた後に撮れば良かった…)




「氷川きよしです」とおばちゃんに挨拶する新井さん(笑、本当です)

 お腹を一杯にして、次に向かうは釧路湿原(正しくは「コッタロ湿原展望台」だそうです )。トップページにも書きましたが、ここからの眺めには本当に息を飲みました。新井さんの「何かトラヴィスみたいだねぇ…」という一言がまさに!って感じで、周囲は物音一つしないし、どどことなく寂しげな、趣のある低層湿原がどこまでも広がっていく様は、夕日が沈む抜群のタイミングも重なって、この世のものとは思えないくらいでした…。




この展望台までの上り坂がなかなかキツイんです…





川辺に佇む新井さん。ちょっと『BE-PAL』っぽくなっちゃいましたかね?(笑)




旧知の仲である今回の主催者・半田さんと夕日をバックに…。



 中標津に着いたのは日もとっぷり暮れた午後8時半。晩ごはんを中標津の人気ナンバーワン居酒屋「いちばん星」で。ここは安くて、うまくて、ボリューム満天!で、人気が高いのもうなずけます。サラダ、刺身をモグモグ…うんUMAい!!

 …でもさっきの阿部商店がほんの数時間前だから…お腹がきつくて食べれない(泣)。いつも満杯で入れないから、今回念願かなって初「いちばん星」だったのに…。悔しいなぁ…。

 なので、ここでは飲みとおしゃべりに専念。新井さんの例のアコースティックCD-Rの製作秘話やら(パート1の分だけでも、一人で800枚焼いたんだって!)、ノーザンの新作の話やら、興味深いお話をたくさん聞かせていただきました♪

 この後は場所を明日の会場であるSAFEWAYに移して、新井さんを交えてCigarettes & Alchool(新井さんはタバコ吸いませんけど…)。前日は30分しか寝ていないのに、ここまで付き合って頂いて、ホント「どんだけいい人なんだ!!」って感じですよね…。しかも新井さん、「ちょっと明日の練習していいですか?」と一言。そんなの願ってもない!!是非お願いします!!と僕達。

 ギターをおもむろにつまびきはじめる新井さん…こんな豪華なBGM(?)が流れるクラブなんてどこにもないよ!!!もう次々と「あっ、このフレーズは!!」なんて感じで耳奪われっぱなしだから、お酒どころじゃなかったっすよ!!!(笑)。ここで去年のパーティーで行動を共にしたHOLLYWOODスタッフが新井さんと続々再開を果たしたのですが、新井さん記憶力がすごく良くって、僕らの事ちゃんと覚えてくれてたんですよね。特に羅臼でトド肉を一緒に食したスタッフ山口とは妙な連帯感が生まれてました(笑)。

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