text by Seino

 …というわけで、ホムペ引退と言いながらパーティーレポートまでしちゃいますが、実は10月27日(土) の須永さん来訪&ハリウッド10周年の前日の10月26日(金)にですね、札幌スタッフ戸野君のご厚意で、moleにてHALFBY & m-floのパーティーに参加させてもらったんですよ(さすがにビビッた)。これが、あまりにテンション上がるパーティーだったんで、この感動を是非皆さんに!!ということでイレギュラーでこの場で書かせてもらうことになりました。少しの間お付き合いください。

 ということで、スタッフ戸野君とオーガナイザー森さんと三宅さん(メチャメチャいい人!)のここまでのパーティー実現への苦労も知らずに「HALFBY & m-floの前座やっていいんだって、わーすげー♪」とノコノコと北見から電車で出向いた自分。当然いつもと同じノリで「身近なお客さん=卒業生」ということで札幌在住の卒業生10人以上チケット買ってもらったし(みんなありがとうね)、まあこれで集客の役目は果たしたかなとかノンキに構えてると、なんと、mole全体で300枚(!)売れたらしく。さ、さすがHALFBY & m-flo。つうか札幌(オマエは東京出身だろとツッこまれそうですが)。

 で、自分の番になって…オイ!卒業生!!チケット買ってくれたのはありがたいけど、腕組んでDJブースを囲むんじゃない!!こっちを凝視してないで踊んなさい!!…見ると、卒業生の肩越しにオーガナイザー森さんと三宅さんの踊る姿が!!(涙) …ありがとうございます。そこに麦わら帽子?を被った細身の人がブースに入る。あ、あれ?この人がまさか…

「お疲れ様です、先生!」

(しばし思考停止)…この人がHALFBY ?

「高校の先生やってらしてるんですよね?戸野君から聞きました。明日は須永さんのイベント出るんですよねー。大丈夫ですかー!!」

「あっはい!あっ!あと1曲でもう終わりにしますんで!い、いや2曲の方がいいですか?いやっ、別にその、なんでもいいんで!」

「1曲でも2曲でもいいですよー、ただMC入っちゃうんでフェーダー下げちゃうんですけど、いいですか?」

「あっ、もちろん、いいでしゅ!」

もう緊張通り越して茶魔語。

「DJセイノ・センセイに拍手!!ここからはHALFBYそしてm-flo!!」というイイ人全開のMCは…ああ!セカンド・ロイヤルの代表取締役小山内社長じゃないか!!この人、とにかくMC上手い!!声がイイ!!キャラがイイ!!明らかにm-flo目当てのお客さんもメチャメチャ上がってる!!そしてHALFBY高橋さんのプレイが!!!

……おいおいおいおい!!!!!これ良すぎなんですけど!!!

 どしょっぱなからビースティ「ボディ・ムーヴィン」とビヨンセの「クレイジー・イン・ラヴ」の人力マッシュ・アップ!!そして「タップ・ザ・ボトル」への間髪入れずの繋ぎ!!!タンテ2台+CDJ2台の計4台の同時進行で次々と正確無比にマッシュアップ!!おお!!これは…俺がやりたかった(けどできてない)DJそのもの!!途中で電源切れるなどアクシデントもあるも、それすら盛り上げの一部と化してしまう。戸野君に「先生も行って盛り上げてくださいよ」と言われるが、300人の大盛り上がりでもう前に行けなくなってます…。お客さん大合唱だし。さすがに札幌のお客さん、曲よく知ってるなあ…と思ったらそこに…JUSTICE 「D・A・N・C・E 」!!お客さん大歓声!!そっか確かにあのBPMはヒップホップ・セットでこそ輝くのかも、とか思ってると、途中でスウィングにかぶせて倍速チェーンジ!!…ってこれ、俺もよくやってるんですが、でもその100倍は確実に盛り上がってます…だって上手すぎるもの。つうか君達はランブル・ストライプスでなんでそんなに盛り上がってる?ジャック・ペニャーテでなんで大合唱してんの!!ああ、ここにレンペイ君がいたら狂い泣きしてダイブしてんだろーな。1990'Sなんか完全にアンセム。俺がこないだ回した時は、一気にフロアがドン引きしたあの曲が(涙)!続く「COUNTRY GIRL」らへんで、叫びすぎてノドが枯れちゃいました。

 …と、途中実況中継みたくなってしまって申し訳ないんですが、もう本当に!HALFBYがすごすぎて、今かけるべき曲をあれだけのスキル(本当に正確無比&あんなにアクションして曲が間に合うのかってぐらいの煽り)でかければ必ずお客さんはついてくるのだ!!と視界がバッキバキに開かれた一夜でしたね。どうやら最近は後半のようなテムズ・ビート路線が多くて、前半は初の北海道なのであえてヒップホップ・セットでいったそうですが…もう、どっちも素晴らしすぎた。もちろん次のm-floさんの完璧なショウマンっぷりも最高でしたが(本当JBみたいだった。これぞ完璧なプロフェッショナル!!)、でもあまりにHALFBYがすごすぎて……もう途中からずっと思ってましたよ「ああ、これ別海でやっても絶対盛り上がるな、いやむしろ別海でこの盛り上がりっぷりが見たいな」と。いや札幌もすごかったんですけど。


サインいただきました。左がHALFBY高橋さん、右が小山内社長。後ろの人は美容師さんです(笑)

 とりあえず、今回のHALFBYの尋常じゃない盛り上がりっぷりを見て、またまた再確認しましたね。「やっぱり、これこそ今かけるべき音だ」と。そして「これで盛り上がらなかったら、それはたんにDJのスキルが低いから」と(汗)。それだけでも充分意義深い一夜だったんですが、ついでにセット終わったあと、社長に「あ!あのEMF 『UNBELIEVABLE』かけてる人ですよね!僕もそれで勇気づけられて『UNBELIEVABLE』をかけられるようになって!!」とメチャクチャ失礼な挨拶をしてしまったが、「久しぶりにそれ言われたなー」と苦笑してくれた。スイマセンでした。HALFBY高橋さんから「先生のセット聞いてた時に、ああ、きっと好きな曲とか同じなんだろーなって思いましたよ〜」という一言が今年一番の生きてて良かった大賞を授与したことも報告します(笑)。これはDJやってる人はわかると思うんですが、直前の前座をする時は、本人の自作曲はもちろんですが、「その人がかける可能性のある曲」はあえてセットから抜くんですよ…これ「MARQUEE」で紹介してたレコードだしやめるかとか(気にしすぎ)。それなのに自分が大好きなアーティストにそんなこと言ってもらえるのって、本当、幸福で。まあ、そんなこと読んでる皆さんには、どうでもよかったですね。閑話休題。

 というわけで、このコラムの冒頭で、この感動を是非皆さんに!!と言ったのは、パーティーレポートの話だけじゃなくて、実は「別海にHALFBYを呼びたい!」と勝手に思ってるんですよ。いやずっとセットの間中、そればっか考えてて「今回が北海道初上陸なのに、何言ってんだバカヤロ−」と思うかもしれませんが、まあ今までだって不可能なことだらけだったじゃないか(笑)!!だからね、呼ぼうよ!!HALFBY!!!絶対楽しいから!!!

 …というわけで勝手に「HALFBYを別海に呼ぼうよ!!!」キャンペーンの一環として、1月のニューイヤー・パーティーはHALFBYさんには遠く及ばないものの、HALFBY的なセットで皆さんをおもてなししようと考えております。いつも来てくれる皆さんも、帰省している卒業生も是非足をお運びください!!!

 最後にこんな良い機会を与えていただいたスタッフ戸野君、オーガナイザーの森さんと三宅さんには本当に感謝しています。ありがとうございました!(また呼んでください、笑)

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