COLUMN > 2008.7








俺A
おいオマエ!
俺B
なんだ?俺!
俺A
オマエ、先月の新井仁さんに続いて、今月は札幌でカジ・ヒデキさん、ハーフビー、ハンサムボーイの3連スーパーゲストのサポートDJだと?何様だよ!
俺B
いやー、まあなんだ?オーガナイザー晶雄(戸野君)との信頼の絆というか、さすが元教え子というか、恩師に最高のプレゼントというか。
俺A
オマエ、今年から1年生の担任だろが。毎月なにやってんだよ。
俺B

まあ、知らない人がこのコラム見たら、絶対まともに仕事してないと思うよな。


真面目に仕事してますよ〜。

 

俺A
オマエ、本当にカジ君に会えるの?楽屋は別なんじゃないの?とか不安がってたじゃないか。
俺B
もし会えても変な人だったらどうしようとかな。ホラ、ずっと憧れてたから、逆に会うのが、めちゃめちゃ怖くてさ。
俺A
でも実際のカジ君は、皆さんの期待以上にカジ君だったと。
俺B

超絶イイ人だったよ〜。2時間ぐらい喋っちゃったもん。

俺A

2時間もオマエの話を聞かされてるカジ君が大迷惑だよ!


すごく楽しい時間でした。

 

俺B
いやカジ君もその時アツかったんだって!話につい熱中しちゃってさ。
俺A
そんで気づいたら2人でアズテックカメラを口ずさんでたと。
俺B
ミステリー・ジェッツ の話で盛り上がってさ。ほらアズテックのカヴァーやってるじゃん。で、気づいたら 「サムホー・イン・マハー♪ゼ〜スタ〜ザ〜♪シャ〜インフォニーユ〜♪」と…あれ、ひょっとして今、カジ君とアズテック・カメラ歌ってる?…と。
俺A

このバチあたり。


個人的に初めてリアルタイムで聞いたアズカメがこれでした。サムホー・イン・マハー♪
 
俺B
いやー、それにしても間近で見たカジ君は若かった…。
俺A
こんな○○歳がこの世にいていいんだろうか。
俺B

アコースティックライヴで年齢言ったら、観客卒倒してたもんなぁ。


これで○○歳だなんて…(自分より3つ上)

 

俺A
出血大サービスで「マスカット」も「シヴィラ」も「ラ・ブーム」もやってくれたらしいな。
俺B
「ラ・ブーム」のお客さん大合唱&手拍子で最後ハイ・ジャンプをキメた時には涙出そうになったよ。
俺A
でもその後のDJセットがまた凄かったんだろ。
俺B
だって ミステリー・ジェッツにヴァンパイア・ウィークエンドに、メトロスにケイジャンにローラ・マーニングに…
俺A
ゴメン。知らない人は何を言ってるのか全然わかんないと思う。
俺B
知らない人には全然わかんないほど国内で流通してない 最新UKロックで固めてたからな。でもコードの繋がりといい、タイム感といい、さすがミュージシャンというか、本当絶妙だよ。「全然知らない曲だけど楽しかった!」っていうカジ君ファンばっかだったし。
俺A
…で、全部持ってる曲だったオマエは、その感想を聞いてほくそ笑んでたと。
俺B

冗談じゃないよ。勝手に「これはかけれない」とかあきらめてた曲であんなに盛り上げることができるんだぞ。やっぱ今の音楽の面白さを伝えたい!という熱意が大事だって反省したよ。


本当に最高のセットでした。

 

俺A

DJが一番やりたいことって本人もすごく言ってたけど、ビシビシ伝わったな。さすが5年もイギリスに滞在してただけあって、ものすごい今の動きに煽られたんだろうな。そして観客への煽りもハンパじゃなかったという(笑)


カジダンス炸裂!

 

俺B
あんなにブースの前に出て煽るDJも珍しいよな。ステップ踏むわジャンプするわ、曲に合わせて踊るわ、最後は「好き好きシャーツ」に「恋はあせらず」だもんな。
俺A
邦題で言うなオヤジ。
俺B
同世代だからいいじゃん。とにかくカジ君とシスターズやバンド・オブ・ホリージョイについて語り合う日が来るとは思わなかったな…あ、オマエさぁ、ブリッジのデビューアルバムが2枚組になった理由知ってる?実はさぁカジ君に聞いたんだけど…
俺A
で、次のセカンドロイヤルチームは?
俺B
…うん。これがまた素晴らしくってさ。
俺A
あのテンションの後でさらにアゲるってすごくねぇか?
俺B
とにかく楽しませるということに関してセカンドロイヤルのアーティストは本当にプロだよ。「こんにちわー連続射殺魔でーす!」って最初の挨拶から笑ったもん俺。
俺A
連続射殺魔というバンドを知ってる奴が何人いたんだろう…。
俺B

とにかくDJが素晴らしすぎる。大きく分けてハーフビーはスクラッチで、ハンサムは停止ボタンの送りノイズで自在にBPMを変えるんだけどさ。本当にこれセットで決めてるんじゃない?ってぐらいの早い繋ぎでバンバンくるからさ。


ハンサム最高すぎです!

 

俺A
ところが全然セットを決めてないという。
俺B

2人とも何回もモニターしては曲かけるのやめてたしな。基本的にずっと大ネタの嵐。だから、後になるほどキツいわけよ。

俺A
オマエが前座のくせに大ネタのBLACK KIDSなんかかけるからだろう。
俺B
…まあ、サージェントペパーズの超早回しBPM130にはヤラれたよ。ハンサム最高!
俺A
でも、この後の大ネタやられまくりのハーフビーって本当に大変だなと思った。
俺B
ところが!ところが!こーれが凄いわけよ。完成度でいえば前回札幌のセットだと思うけど、とにかくモニターしてはやめて、モニターしてはやめて…それでもあのスピードで繋ぐんだぞ!曲もニューレイヴ全開から、ミドルスクールにゴンザレスの「オオッ♪オオッ♪」の倍速展開まであの自由度はハンパじゃない!
俺A
オマエが前座のくせに大ネタのBLACK KIDSなんかかけるからだろう。
俺B
…最初だからどうせ誰も聞いてないし、いいかなと思ったんだよ…。何回もBLACK KIDSをモニターしてはやめてたよなハーフビー…。
俺A
あーあ。ハーフビーのBLACK KIDS聞きたかったなぁー。
俺B

……。


超カッコ良かったハーフビー!

 

俺A
「あいつにヨロシク」以降の盛り上がりも凄かったな。
俺B
「僕たち自分の曲に自信がないんで3連発いきまーす!」ってユア・ソング&ビークルにカクバリズム「関白宣言」だもんな。
俺A
もちろん自虐ギャグだけど、実際ハーフビーの曲が少なかったのが残念だったな。
俺B
別海ではハーフビーの曲連発を待望します!
俺A

なに勝手にオファーしてんだよ。


深夜3時過ぎでこのテンションって…

 

俺A
しかしオーガナイザーのビクター森さんと三宅さんはチケットを何度か精算してるとき以外は、ずーっと踊りまくってたな。
俺B
あれこそあるべきオーガナイザーだよ。周りをあんなに巻き込む踊りはないぞ。
俺A
呼んだゲストの人達のことが、心底好きっていうのが伝わってくるよな。
俺A
「寡黙なオーガナイザー」ってことですっかりゲストに認知されてる晶雄(戸野君)もスゴいけどな。
俺B
「寡黙なオーガナイザー」ってスゴいよな。普通あり得ないよな。
俺A
「無口なセールスマン」みたいなもんだからな。そういえば晶雄(戸野君)が「先生、先生」って呼ぶから、お客さんに「(DJの)師匠なんですか?」ってオマエ真剣に聞かれてたよな。
俺B
「いえ、本当に教え子です」って言ったら、本気でビックリされたよ。
俺A
でも学校の先生じゃないのに「先生」とか普通に呼んでたらヤバいよな。
俺B

本当の教員ですから…。


最後はやっぱりこの人。多幸感バリバリのアフター!

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