COLUMN > 2008.9








ども、石田です。今年で10回目を迎えるRISING SUN ROCK FESTIVALに初めて参戦した石田です。ライブ見てるより、テントで寝てた時間が多かった石田です。さすがに嫁は不機嫌でした。すみません。

だって、徹夜で出掛ける準備して、それから石狩まで車を走らせ(7〜8時間)、着いたら着いたで滝のような雨の中、入場で1時間以上並び…さすがに体はもたないっすよ(泣)。駐車場から入場ゲートまでがエライ遠いし…。な〜んていいわけになるので、もう言いません。次からは事前にしっかり出掛ける準備して、体力もつけておきます!

さて、本題のRSRレポートですが、自分は15日担当になったのですが、↑の理由というか、体力の無さで、ライブはあまり見れませんでした。2000年のフジロック(当時19歳)ではしらみつぶしにステージを駆け回ったのですが…体力の衰えを実感しました。

でもこの日、1番のお目当てだったライブはしっかり見れました!曽我部恵一ランデヴーバンドです。サニーデイも当然好きですが、ソロになってからの力いっぱいの声で歌いきってる感じがすごく好きで、ライブを楽しみにしてました。やっぱ生声、いいですね。「TELEPHONE LOVE」でオーディエンスと一緒に大合唱、それから加山雄三の「君といつまでも」、そして青春時代の思い出の曲「魔法」…とセットリストも最高で大満足!ここにいると、なんだか誰かに恋をしたくなるような、好きな人がいればすぐに会いたくなるような、そんな素敵なライブでした♪目の前で手をつないでラブラブで踊ってたカップルを、いつもなら「オイオイ」と言いたくなってたと思うけど、たまたま一人で見てた自分はちょっとうらやましかったです。

1番のお目当てを見たあと、戸野君と合流し、戸野君が初めて買ったCDが藤井フミヤということで、藤井フミヤ見てきました。「TRUE LOVE」「Another Orion」を生で聴くことができ、小・中学校時代を思い出しながら、生歌にうっとりさせられました。

おなかがへり、フェスといえばこれ!ケバブ!!を食べ、そのあとレーザービームが縦横無尽に飛び交う、MOON CIRCUSステージへ。ライジングの数あるステージの中でも、ここは一番クラブノリが強くて、サウンドシステムもクラブ仕様。そこでDJ NORI & TEI TOWAのDJで踊ってきました。NORIさんのDJ、初めて聴いたんですが、1曲1曲を丁寧に回していてかっこ良かったです。NORIさんって敢えてミックスをしないんですよね。それとは逆にTEIさんは、つなぎも、EQの抜き差し&エフェクトもとにかく派手で、ロックフェスだからか、キッスもかけてましたね〜。それもまたかっこ良く、スタイルは逆だけど、どちらのDJにも魅了させられ、楽しく踊らせてもらいました。

振り返ると、15日は4アーティストしかしっかり見てなかったですが、雨にうたれたりテントで寝たり、夜風にあたったりして自然を感じたり、色んな音や人とふれあったり、フェスの雰囲気を十分に感じ取ることが出来て満足しました。来年もぜひ、行きたいです!そのときはぜひ、誰かテントとご飯、それから運転、お願いしまーす(わがまま)。

山本です。16日土曜日は僭越ながら自分がリポートさせていただきます!ライジングも今年で10回目!高3の時に仲間と集団で学校をサボって観にいった伝説の第1回目を振り返ると、ライジングの巨大化、成熟ぶりは凄まじいものがあります。

というわけで、昨日は鼠先輩から始まり(笑)、菊地成孔ダブ・セクステット、小谷美紗子トリオ、DJ NORI、TEI TOWAとかなりいいライブを観させてもらいました。

本来ならば昨夜は体力温存のためにさっさと寝てしまうはずだったのですが、ラストのTEI TOWAさんでかなりはしゃいでしまい(19歳の時に生まれて初めて観たプロのDJがTEIさんだったんです)、寝袋に入ったのは朝4時。

テントの中にたちこめるムンとした熱気で目が覚め、外に出てみたら、昨日の雨とはうって変わって今日はピーカン。晴れてよかったけど、今年の別海は冷夏だったので、暑さが堪えます…。

寝不足と疲労から、本当はライブどころじゃねぇ!って感じで、もっとゆっくりダラダラしていたかったのですが、フェスの朝は水場、トイレが長蛇の列。これだけでもグッタリなのですが、それに加えて、仲間にメインステージ前のレジャーシート・ゾーンの場所取りを命じられ、戸野と二人で子供の運動会のパパよろしく、レジャーシート抱えてダッシュするハメにもなったりして、13時のライブ開始前にはもはや戦意喪失。仕方がないのでビールとチューハイで「あぢいあぢい」とやり過ごすのもこれまたフェスの醍醐味。会場内はビン・カン持ち込み禁止なので、戸野君はペットボトルに移し変えたウイスキーをストレートでグビグビ。アホです。

いざ会場に音楽が鳴り響き始めても……今日は深夜のGANBAN NIGHTまで観たいアクトが全くな・い・ん・だ・よ・な……(苦笑)。DOUBLE FAMOUSやTOKYO NO.1 SOUL SETなんかもやってたりしてたのですが、ライジングは今やフジロックにも匹敵するほどの敷地の広さ。ステージ間移動すら億劫です…。フェス経験のある人は

「とりあえずあのアーティストなら観とこっかな」 < 「でもステージまで歩くのめんどくさい」

の図式が理解できますよね?

しょうがないので、ライブも観ずに知り合いのテントにお邪魔して、カレーをご馳走になったり、マイルドセブンのブースに行って、キレーなキャンギャルのお姉さまにサンプルのタバコをタダで頂いたり、友人N君のアーティスト缶バッヂのガチャガチャに付き合ったり(N君はこれにすっかりハマッてしまい、簡易トレードショップまで開いていました。画像↓)。

……って何やってんでしょうか(爆)。

こんだけ不毛なことをしていても、なぜか退屈には思わないのがフェスのマジックでしょうか。人がたくさんいてガヤガヤしてるだけで、なんだか無性に楽しい気分になるってのは、文字通り「お祭り」だからなんでしょう。帰りたいなんてこれっぽちも思いません。あーたのし。

一通り会場をブラついてみたら、改めて人が多いですね〜。この日は4万人の入場者っていうんだから軽く人酔いします(笑)。すれ違う人を見てて、何気に不思議に思ったのがB-BOY、ないし、それらしいカッコをした人が全くいないこと。いや、THA BLUE HERBやSHINGO 02のライブには大挙していたのかもしれませんが…男女問わず、ほぼ100パー、上はアーティストTシャツで、下はショートパンツかジーンズの、所謂フェス・ファッション。そういえばレゲエねーちゃんも全く見なかったなぁ。

まま、そんなこんなで、サンステージ前のレジャーシートに戻ってボケーっとしてたら、いつの間にか寝てしまいました。いや、ほんとお金払ってもったいないことしてますよね。起きたのはザ・クロマニヨンズのライブ中ですから。何て贅沢な子守唄なんでしょう(笑)。寝ぼけまなこで観ていましたが、やっぱ全ての面で他のアーティストから群を抜いてます。

今年の目玉の一つである、ミスチルも観ましたが、新曲がほとんどで、代表曲は全くやる気配なし〜。お客さんからは「え〜〜!?」と言葉には出ませんが、ものすごいガッカリ感が伝わってきました(笑)。昨日「TRUE LOVE」を惜しげもなく披露したフミヤのサービス精神をを見習え!!(笑)。本当は流石モンスターバンド!と膝をポンと叩いてみたかったのですが、う〜ん……演奏はワタワタだし、桜井和寿の声は細くて届かないし……野外フェス向きのバンドじゃないのかな?あ、小林武史は戸野君にクリソツでした。

辺りもすっかり暗くなり、腹ごしらえはもちろん、専らフジロックよりもクオリティが高いという噂のケータリング!!ケバブととんこつラーメン(デビット伊藤のラーメン屋。本人は居らず。けど激UMA!)で空腹を満たし、友人にフラフラと着いて行ったGREEN OASISというステージでは、THE BEACHESのライブが。スタッフ山口が熱をあげるバンドということで、「むちゃくちゃいいか、さっぱりわからんかのどっちかだな」(笑)と半信半疑で参加してみたら、これが全く最高で。

沖縄民謡をベースにレゲエ、ファンク、パンクなんかをごった煮にした、陽気で超グルーヴィーなサウンド。演奏バカテク!!ステージングも完璧!!(ヴォーカル謎にラガMC上手い)。この勢いはソウルフラワーも真っ青か!。気付いたらお客さんは超満員で、仲間全員で踊りまくりました。2日通してベスト!というにはあまりにライブを観ていない僕ですが、ものすごいインパクトがありました。ちょうどよく花火も上がったしね(しょぼすぎて笑えた)。後日山口に聞いたらこのバンドの前身はTHE JERRY LEE PHANTOMなんですってね。なにがどうなってあんなに変貌したのか気になります。

SUN STAGEに戻ると、そこいら一体が尋常じゃないくらいの人の海。僕が今来た道へと向かっていく人が団子になってます。横切ろうにも「ここはベトナムの大通りか!」ってくらいで、隙間を縫う余地なし。一体何が起こったんだ?と思ったら、たった今椎名林檎のライブが終わって、人が一斉に流れ出したんですね。実際ライジングでは椎名林檎の人気は圧倒的で、それは例えばミスチル、モンパチ、ビークルなんかとも比べものにならないくらい。確かにグッズ売り場でも他のアーティストはがら空きなのに、東京事変の一画だけが長蛇の列を成してたもんな〜。意外っちゃあ意外でした。

このへんから、コンバースオールスターで酷使した僕の足が悲鳴を上げてきました。歩くたびに踵に激痛が走り、歩く姿はまるでオネエ系……。ずっと一眼レフを背負って行動していたので、肩も痛いし…。そんな有様なのでテントに戻り、DEXPISTOLSのライブに合わせて目覚ましをセットし、仮眠に入りました。後半戦は戸野くんに任せます。

戸野です。そろそろ読むのに疲れてきた頃ですよね?

今日は別海でもお馴染みのCAPTAIN FUNKこと大江さんがGANBAN NIGHTでDJ、新井仁さんがサニーデイ・サービス奇跡の再結成ライブにサポートメンバーとして出演!という事で僕たち別海っ子の今フェス一番の目的はこれ!逆に言うとそんな素敵なアーティストに別海に来て頂いているということを考えるとなんだか嬉しいですよね!

丸2日間夜通し遊んでいると、さすがにひどい疲労感。山本のラーメンの誘いを断り、寝ながらZAZEN BOYZを聴いていたのですが途中で思わず立ち上がりました。演奏力が半端ではありません。そこだけ観ていても面白い。圧倒されました。ライブっていいです。発見洞(札幌の名物レコ屋)くらい新しい発見ができます。

で今回のメインの一つサカナクション。実は今年の初旬までキーボードの岡崎さんと職場が一緒でして、そんな人がライジングに出演してしまうわけで、本当に嬉しくて嬉しくて。一緒に行った友達と「良い曲だー」と連呼しながら聴いてました(もちろんお世辞抜き)。

その後、メインのGANBAN NIGHTへ。そう、CAPTAIN FUNKこと大江さんが出演です!!!CRYSTAL PALACEは簡単に言うとサーカス小屋のような感じです。ギネスを飲みつつ、最初に登場はDEXPISTOLS!マウンテンゴリラのように盛り上げる様は圧巻でした。力強い展開といい旬な感しです。THE SAMOS MOBILE SETはSBKのSIGEOのバンドなんですねー。知らなかったです。で面白がったのが面影ラッキーホール。クレイジーケンバンドのような歌謡な感じに、良い意味でゲスい歌詞が乗っかるので、深夜という時間帯も影響してか聴いている方々は大盛り上がりでした!

そんな流れでスギウラムはハウスビートで皆をハッピーにさせ、いよいよCAPTAIN FUNKの出番ですが、その時すでに深夜3時15分。外はライジング恒例の極寒地獄。生気を失った人が暖を取るためにゾロゾロ入ってきてそこいらで寝ている始末、さながら難民キャンプです。そんな逆境の中CAPTAIN FUNKスタート。序盤『GET OVER YOU』で掴みつつ、徐々にビートがビルドアップ。LES RYTHMES DIGITALS / JACQUES YOUR BODY を挟み最後は『HEY BOY, HEY GIRL』で盛り上がり締めるといった具合でしたが選曲も一歩先をいっている感じで本当に素敵な時間でした!!

そんな大江さんと忙しい折、時間をつくって頂いてお会いすることが出来ました!お土産まで頂いてしまい本当にありがとうございます。やっぱり素敵な方でした。舞い上がり写真を撮るのを忘れていた始末ですが、嬉しい時間でした。

大江さんの時間と同じく、SUN STAGEではサニーデイ・サービスが。GANBAN NIGHTが押していたため新井さんの勇士を見る事ができず…。残念でなりません。

最後の東京スカパラダイスオーケストラ。陽気な最後もいいですね。そのころにはもうあたりは明るくなってきていて朝日がでてきて、まさにRISING SUNという感じで、朝日に向かって叫ぶ人や、まどろむ人、多数。朝日を観るために来たんだなんて思っていませんが、やはり感動しました。隣のカメラマンも写真を撮っていたので画像をどうぞ。 朝日をみながらサニーデイを聴きたかったなあと思ってしまいました…。

自分は疲れて寝てしまいました…。

そんな感じでテントに戻り、いつもの三分の一の目をこすりつつ、みんなで味噌汁で乾杯!(笑)。プラスチックの透明のコップに注いだから、見たくれはちょいグロでしたが、酒と疲れに負けた体にシジミはやさしいものです!

体にガタがきている僕らには少し大変ですが、音楽をみんなで共有できるのは楽しいものです!

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