2003年8月25日(月)東書4年上64〜65P

『教育トークラインbP55・156』の64〜65P大場寿子氏論文に
ある向山氏の模擬授業案を参考に展開しました。
 ノートはしまわせます。

「64P,□3。『分度器を使って○あの角度をはかりましょう』みんな
で」
<分度器を・・・・・・・・はかりましょう>
「図の○あに指を置きなさい。その角度をはかります」
「その下,『角度のはかりかた』,○1を読みなさい」
<分度器の中心を,角の頂点アに合わせる>
「教科書の分度器の絵を使います。頂点アに指を置きなさい」
 
これだけでも大変です。自分の分度器をすぐ触る子がいます。
「自分の分度器から手を離しなさい。教科書の分度器の絵です」
 
全員させたのを確認します。

「○2を読みなさい」
<0度の線を辺アイに合わせる>
「0度の線をなぞりなさい。この場合は赤いめもりの方です」
 これも全員なぞっているのを確認します。
「辺アイもなぞりなさい」

「○3を読みなさい」
<辺アウと重なっているめもりを読む>
「辺アウをなぞりなさい」
「今度は鉛筆を持ちます。もう一度0度のめもりに鉛筆を当てなさい」
「0度,10度,20度,30度,小さいめもりを数えなさい」
<33度><34度?>
 33度であることを確認しました。


 
今度は教科書の左横に子どもの分度器を絵にそろえて置かせます。
 そしてもう一度「角度のはかり方」を○1から読ませ,自分の分度器で
指を置かせたりなぞらせたりしました。ここはじっくり確実にやります。
 とにかく誉めます。
「これは難しいんだよ」

 
更にもう一回やリます。
「教科書分度器と自分の分度器の中心を合わせて置きなさい」
 これだけでも一苦労です。でもできます。
 そしてまた「角度のはかりかた」を読ませ「重ねた分度器」で押さえた
りなぞらせたりしました。
 つまり3回変化をつけて「角度のはかり方」をやったわけです。
 途中,とにかく誉めました。

「ようし本番。全員起立。○あの角度をはかるように分度器を置いたら座
りなさい」
 
問題文横の図で合わせます。
 3回やってもまだ迷う子がいます。それが当たり前。だから詰めます。
 お隣りの子を見ながらでもいいのです。

「お隣り二人ともできたところは手を挙げなさい」
「すごい,これは難しいのです。これはすごい!」
「何度ですか」
<33度です!>
「素晴らしい!○あのところに33度と
書きこみなさい」

「それでは練習の2をさきにやります。
○うができたら持っていらっしゃい」
 角度は教科書に書き込ませました。
○うはめもりをさっきと逆から読まな
いといけません。
 ここは持ってこさせ,個別チェックで乗
り切らせました。
 できた子は○えをやります。
 ○えもできた子は角の図と答えを書かせ
ました。
 この後65Pに進み,計算スキルで終了。


 
馬場慶典
baba7544@aurens.or.jp
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