2006年4月24日(月)
ものの燃え方と空気
「ろうそくを燃やすと二酸化炭素と水ができる」
「とびだせ!」という発展の部分。
ろうそくをびんの中で燃やすと,びんの中が曇る。
これはろうそくが「炭素」と「水素」でできている物質なので,酸素との反応の結果である。
そのようなことが書いてあるページ。
「空気。その中には窒素,酸素がありますが見えますか?」
「見えません(笑)」
「それを見えるようにした人がいます」
「科学者達です。中学のお勉強をします」
「目に見えない例えば酸素をこんな丸い粒のように考えました」
「窒素もこんな粒に考えた。それがこんなふううに空気中に漂っている」
「もちろん窒素が多いんですね(いっぱい描く)」
「この酸素,さびしがり屋でいっつも2人でいないと駄目なんです。だからこうくっついてる」
(笑)
燃えるものに「炭素」があること。
木炭とか石炭とか石油とか,ろうそくなどに含まれていること。
酸素はO,炭素はC,などで表すこと。
これらを話す。
「ものが燃えると,この炭素と空気の酸素が結婚しちゃうんです」
「しかも酸素が大好きなので二つと!」
「酸素,もてるんだ!(爆笑)」
「そう!だからくっつくとこうなります」
「それを記号で書くと,CとOが二つで」
「CO2だ!」
「その通り!酸素が二つなので二酸化炭素といいます」
「なるほど!」
「先生,一酸化炭素もあるんですか?」
「あります。これは前にも言いましたが恐ろしいガスです」
「運動神経がやられます。火事で逃げ遅れるのはたいていこの一酸化炭素を吸ってしまうからです」
「記号でどう書くんですか」
「COです。本当なら酸素二つとくっつきたいのに一個だけなので機嫌が悪いんです。だから毒を出してる」
(大うけ)
こうして水ができるのも水素と酸素がくっつくことを話した。
そして改めてろうそくを燃やす実験。
びんの内側に見事に細かい水滴(くもり)がついた。
多少のデフォルメはあるが,分子という原理から話すことによって少しは伝わったらしい。
教科書を読んだだけでは絶対に分からないだろう。