2001年3月1日(木)
【直径と円周・変化・感覚】

 調子よく流れている。
 最大の理由は「時間差の減少」である。
 これほどスムーズなことはない。
 突き放しもしやすくなる。
 もちろん複雑な計算などの単元ではないということもある。
 しかし,明らかに子どもたちに力がついてきていると感じる。
 特にお勉強が出来なかった子達の活躍が目覚しい。

「ぼくね,今日,円周を求めるために学校に来たんだ。早く円の面積やりたいな」
 今日のK君の台詞だ。
 早く出来た子の板書の仲間入りを完全に果たしている。
 彼の中で何かが変わった。

 まず,他のことに気を取られなくなった。
 書くスピードが早くなった。
 堂々と筆算の式を書くようになった。
 定規で線を引く習慣が完璧についた。
 文章にこだわるようになった。
「先生,これは『約』をつけるんだもんね。」
と自身満々。
 確実に算数が出来るようになった。
 そして何より算数が大好きになった。
 何しろ「円周を求めるために」学校に来たのだから。
 
 これら全て向山型算数のパーツに裏打ちされていることが分かる。
 具体的に「あの指示だ」「あの指導だ」というのが明確である。
 1時間一時間の手応えも感動ものである。
 更にこの1年間の手応えはすごいとしか言いようがない。
 向山型算数でしか味わえない「腹の底からの実感」と「子どもの事実」である。

 K君の変化は漢字スキルにも出ている。
 一学期のころ10点20点が日常だった。
 しかし今では100点が当たり前である。
 ちゃんと家で勉強してきている。
 
 円周を求める式に数値を入れて求める。
 Xを使って「直径」を求める問題もある。
 必ず「言葉の式(公式)」を書かせる。
「これからずっーと付き合っていく大事な式です。面倒かもしれないがきちっと書いておくのです。」

 よって計算そのものは昨日に続いて順調である。

「まわりの長さが75cmの木があります。」
「まわりの長さが大体どのくらいか腕で表してごらん」
 これが傑作というか,悲惨というかまったくの適当。
 
「両手を広げると大体自分の身長と同じなんですよ」
と言うととっても驚いている。
 こんなやりとりをして楽しむ。
 
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馬場慶典
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(「ばばてい〜」)
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