2010年 

第8回TOSS全国1000会場一斉セミナー

北海道別海会場のご案内主催TOSSオホーツク(代表水野正司)
 

テーマ1  全員習得で平均点90点以上を保証する計算指導

テーマ2 言葉にこだわり,言葉を根拠に考える子どもを育てる文学教材の指導


テーマ3 子どもを荒れさせる「絶対にしてはいけない教師の対応法」

インターネットランド(TOSS商標) 

TOSS全国1000会場一斉セミナーとは、全国各地のTOSSサークルが実施する公開セミナーのことです。
TOSS1000会場一斉セミナー公式HPにておいて各会場の日程と内容を知ることができます。

特報! ますます評価を高めるTOSS型指導法
2009年5月23日、静岡県で実施された本セミナーに、当時の文部科学大臣の塩谷立氏が参加されました。
塩谷氏は「TOSSがこういうことをやっていただいていることを本当に嬉しく思う」と感想を述べました。

平均点が90点以上!できない子が出来るようになりできる子も満足する計算指導!それが向山型算数です。
文から離れた「思いつき」を廃し,言葉にこだわり言葉を根拠にする子どもを育てる!それが向山型国語です。
子どもが荒れるのは教師の対応が悪いからです。どんな子も大切に成長させる!それがTOSS特別支援です。

講座内容
13時30分〜13時50分
第一講座:わり算は「立てる」「かける」そして「うつす」「ひく」で決まり!全員習得わり算の筆算「商の修正あり」の指導法
わり算は仮商さえ立てられればあとは「かけ算と引き算」でできます。全員ができるようになるポイントは「かけ算の答えをうつす」にあります。かけ算の筆算を別に書かせ,かけ算でのミスをなくします。難しい「商の修正」もしっかりと書き直しさせることでできるようになります。その方法を紹介します。

13時55〜14時15分
第二講座:計算の仕方や意味まで説明できるようになる!分数のかけ算の第一時の指導
「分数×整数のかけ算は分子に整数をかければよい」。これだけではただ数を操作しただけです。どうして分子にかけるのか,計算の仕方とその意味を全員が簡潔に説明できるようになる指導があります。もちろん分数同士のかけ算やわり算にも応用できます。その方法を紹介します。

14時25分〜14時45分
第三講座:「さくらんぼ」と「百玉そろばん」があれば全員うきうき!1年生繰り上がりのある足し算の指導法
1年生算数最難関の一つ「繰り上がりのある足し算」。算数好き!と言っていた1年生が算数嫌いになり始める最初の関門です。「繰り上がりのある足し算」は10のかたまりをつくる「さくらんぼ計算」でできるようになります。しかしその「10」をつくるのに躓いてしまう子もいます。ブロックやタイルは手先が不器用な子どもにとって,操作がしにくく,落としたりなどの混乱が生じます。そこで効果を発揮するのが「百玉そろばん」です。(20玉そろばんもあります)操作は指一本,操作性は何倍にもなります。「百玉そろばん」と「さくらんぼ」で1年生をうきうきさせましょう。

14時50分〜15時05分
第四講座:作業の時間差を埋め,全員が時間内に全ての問題をやり切る練習問題の扱い方
教科書の練習問題をさせると,計算の早い子と遅い子に大きな時間差が生まれます。早く終わった子はやることがなくなり遅い子はまだ2問目をやっているなんてこともしばしばです。遅い子は休み時間や放課後にさせられたり残りが宿題になったりします。結局やり残しが生じることもあります。この講座では「時間差」を調整し,早い子も遅い子も同じ授業時間内に問題をやり切り,答え合わせや間違い直しも終わらせる方法を紹介します。

15時15分〜15時30分
第五講座:「ゆびがき」「なぞりがき」「うつしがき」で決まり!全員身につく漢字指導はこれだ!
ノート一ページに同じ漢字を書かせる,漢字ドリルで毎回宿題にする,そんな方法では漢字学習は苦痛にしかなりません。
また身にもつきません。漢字指導には「正しい教え方」があります。そして子どもは自分で漢字学習を進められるようになります。それが「ゆびがき」「なぞりがき」「うつしがき」です。特に「ゆびがき」は鉛筆が上手く持てない子,筆圧の安定しない子,書くスピードの遅い子に対し,大きな効果をあげています。脳科学の知見にも支えられた漢字指導法を紹介します。

15時35分〜16時05分
第六講座:思いつき発言よさようなら!言葉にこだわり,言葉を根拠に考えられる子どもを育てる発問はこうする!文学教材山場の授業法
「このときの登場人物はどんな気持ちですか」と問う授業があります。直接書いていないから思いつきで「悲しい」とか「嬉しい」などの気持ちを表現する言葉が飛び交います。書いていないのですから答えは何でもありになってしまいます。これでは「当たり前の言葉」で置き換えただけの「思いつき」授業です。これでは言葉の力はつきません。「話者の視点」や「言葉の使われ方」「言葉の意味」を教師が教材研究し,発問にまで具体化した「文学教材の山場」の指導を紹介します。

16時10分〜16時45分
第七講座:「すぐキレル」「教室を飛び出す」「暴言を吐く」「やる気がない」こんな子達をさらに荒れさせる「絶対にしてはいけない教師の対応法」ワースト10
全ての教室に特別支援が必要なお子さんがいます。その中で支援の手立ても方法もない教師が授業をすると「わからない!」「やりたくない」「できない」と子どもは荒れていきます。しかし,別の教師が授業をすると「わかる!」「楽しい!」「できた!」と落ち着いて取り組みます。この違いはどこにあるのでしょうか。それは教師の「対応」にあります。
子どもを荒れさせる教師は徹底してだめな対応をしています。それはどのような対応なのかを紹介し,そうならない方法をお伝えします。

16時45分〜Q&A 授業のこと,生活指導のこと,学級経営から職場での悩みまで,何でも一緒に考え誠実にお答えします。その後17時までに閉会いたします。

※講座内容は変更になる場合がございます。ご了承ください。
平成22年5月15日(土) 受付13:00より13:30〜17:00
別海町別海交流館「ぷらと」(大会議室)(別海町別海旭町67-1電話 0153-75-3663)バスターミナル

参加費:(A)過去のTOSSデーに参加くださった方 1000円 
       (B)今回が初参加の方 3000円 (C)学生・臨時教員の方500円 * 参加費は当日の資料代です.
申し込み先:事務局馬場慶典baba7544@aurens.or.jp   TEL&FAX 0153-75-1656
記入事項:(1)氏名 (2)学校名 (3)参加費(A・B・Cのいずれか) (4)メールアドレスか電話番号
「TOSS」とはTeacher's Organization of Skill Sharing(旧・教育技術法則化運動)のことです。
 授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し、集め、互いに追試し、検討しあって、自らの授業の技術を高め、
集められた教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体です。
 現在は技術や指導法をTOSSランドに公開しています。代表は向山洋一氏(元東京都公立小学校教諭、上海師範大学客員教授)。
著書は『授業の腕をあげる法則』、『子どもを動かす法則』、『学級を組織する法則』、『いじめの構造を破壊せよ』(明治図書)等100冊以上あります。