えこひいき 時々こうしてえこひいきしていきます。己が体力続くまで。


2002 えこ3Frozen Quest 』(Hoh!福Z党)

ざっとあらすじ

男は船長である。
故に男は船乗りである。
船の名は「恒星間輸送船 グレイ・グース」
天下無敵の宇宙マドロス。

−西暦2202年6月−

やっとこ仕事を終えて。ド田舎星からの帰り道。
今日もいつものお昼寝タイム。
2週間寝れば、そこは地球・・・のハズだった!

寝入りっぱなに大轟音!お船コワレテさぁ大変。
冷凍睡眠装置(コールドスリープ)がイカレテ脳みそ覚醒、体はおネンネ。
ワープ装置もおシャカになって、地球に辿り着くのにアト10年!?
どうする?どうなる?船長さん。そこでとった手段とは・・・RPG!?


・・・以上までがパンフ掲載のあらすじ。(わかりやすそうなので、まま掲載させていただきました。)

ということで脳だけ覚醒した船長キャプテン・セーガルが、コンピュータがプログラミングしたRPGの世界に入ることで、その肉体と脳のバランスを保たせようとする。
RPGの世界は設定はコンピュータによるプログラミングで、それを実際にどう動かすかは本人の意志。
つまり書かれた脚本を、どういうキャストでどう演出するかは本人次第。
よってセーガルの現実がそのまま投影されたつくりになっている。
その中で自分は若い頃の姿に戻り、仲間とともに、魔王に父をさらわれた姫の手助けをすることに。

が、やがて物語は魔王の手によってあらぬ方向へ。
魔王とはナニモノなのか?
そこには現実のセーガルの抱えてる悩みが影響してるようで・・・という感じのお話。

きゃすと(キャスト表参考・敬称略)

クック・セーガル
宇宙船船長。
地球に妻子がいるが、妻との仲があまりうまくいってなく、正直帰りづらい。

 
(近藤 ミキヲ)

クック・ロビン
セーガルのRPGの中での姿。若い頃の自分らしい。
意外と冷静。意外とずる賢い。

 
(森下 貴司)

アワノ マコト
宇宙船のメインコンピュータ。RPGをプログラミングする。

 
(高田 周一)

サヨ
宇宙船の医療用コンピュータ。姐さんキャラでウジウジしたのが大嫌い。
RPGの世界では賢者としてロビンをサポート。

 
(風羽 美歩)

サブ
宇宙船のサブコンピュータ。ちょっとドジ。
RPGの世界では案内人兼武道家としてロビンをサポート。

 
(安藤 典子)

リーチ姫
RPG世界の中のお姫様。魔王に父を捕われて以来、「悲しみ」「悲劇」という言葉をきくと、
悲劇の主人公になりきり、周囲の迷惑かえりみずひとり舞台をはじめてしまう。
意外と大胆不敵。

(藤田 未来)

侍女
姫にお仕えする侍女・・・だが実は魔王の手先、風間姉妹の長女の薬師丸・A・サキ。
(あれ?なんで名字が?笑)。ちなみにAはアサミヤ。武器は機関銃。

 
(橋本 いちご)

風間 ユカ
魔王の手先、風間3姉妹の長女(実は4姉妹なので次女か)。武器は折鶴。

 
(さいとう あやこ)

風間 ユマ
魔王の手先、風間3姉妹の次女(実は4姉妹なので3女)。武器はリリアン。
過去に怪我のため叶えられなかった中学生陸上競技会優勝の悲願のため、
留年とリハビリを経験・・・のためひとりアズキジャージ&「森三中」のゼッケン付。

 
(小林 さおり)

風間 ユイ
魔王の手先、風間3姉妹の末っ子。武器はヨーヨー。

 
(蓮☆九)

ダースベーダー
魔王。喋ったり、動いたり、闘ったりするのを億劫がる。ようするにメンドくさがり?
その正体は実は、この世界にとどまりたいと願う、もう一人のセーガル。

 
(近藤 ミキヲ)

ちづる
セーガルの妻。かつてはラブラブだった妻も、今はブランド好きで倦怠気味。
息子ロビン(!)が父親と同じ道を進もうとすることに猛反対。

 
(藤田 未来)

キャプテン・クック
セーガルの父で海賊。太陽につっこんで亡くなる。

 
(近藤 ミキヲ)

黒衣
ある時はモンスター役、あるときは魔王のお付きと暗躍。

 
(石鍋 将彦)
(金田 美奈)

 

THE かんそう

( おもしろかったこと )

全体にただようへなへな感。
どっかで見た見た!なRPGに、魔王とロビンとのバトル。
だんだんしょぼくなっていく剣。口で効果音つけたりする、持ち手部分だけのライトセーバー。
台車で動く魔王。イマドキ風間3姉妹。しかも実は4姉妹。

風間3姉妹と姫のオンナのちくちくしたモノの言い合い。リアルでした。
うわーあるあるーという感じだし、ロビンが怖いっ怖いっってなっちゃうのもうなづける。

ロビン登場でのモノマネ。
本編にあまりカンケイないんですが(笑)、ガクト&田村正和にやられました、やられてしまいました。
「田村正和」という芸でなく、「森下貴司の田村正和」という芸ですあれは。

( いんしょうにのこるばめん )

最後の終り方。オチとしての意外性というより、そのオチの持ってき方が巧いなと思った。
これからも続くよーってなワクワク感を感じました。

あとカーテンコールでの「ばんっ。」
それまでの舞台中で、敵がやられて消える瞬間「ばんっ」て自分で効果音言って消える、というへなちょこさで(笑)、「なんだよ、その‘ばんっ’て」なんて突っ込まれてたんですが、それを最後に皆で言って去ってくのが楽しかった!でも、もちょっと劇中でも印象的だと、もっとツボにはまった気もするのだけど(ちょっと他のコトに埋もれぎみだった感じ)。

( きになったてん )

説明部分が聞き取れなかったり、元ネタが分かってないと、ちょっとだけ置いてけぼり感があるかも。
イキオイがあったけど、も少し間とか沈黙を怖がらなくても大丈夫だよって感じになれるといいなーと、これは次回への希望的感想。

( RPGなこと )

RPGな世界のあるある〜感だけ楽しんでたけど、実はセーガルの現実での苦悩とか意識とかが反映されてて、それに気づくと観てるモノ以上の深みがあった世界に感動。

( さいごに )

へなちょこな感じを貫いてるってのが好きだぁ!と思います。
大盛り上がりな場面だと、大概真剣に魅せちゃうのだけど、そんなトコでも徹底してへなちょこしてる。
そこがすごく好きだと思ったし、むしろカッコイイと思います。
これからもイイカンジで脱力させてくれるのを楽しみにしたいなぁ。

( さいごのさいごに )

近藤さん、ホントに友人知人に一度は観て欲しい方。自由で楽しくてカワイイ。
森下さん、今度嫌な奴とかやってみて欲しいと、卑怯な手で敵を倒した時のヤラシイ眼を観て感じました。「素」を演じてみせられるチカラの持ち主。
高田さん、なんかこの人の自由さ加減に弱いです、ワタシ。

近藤さん、森下さん、高田さんは、私の中では3大珍味的魅力トリオだったり。
なんか独特の自由な感じがある気がする。弱さ柔らかさをみせられると弱かったりするワタシ。

藤田さん、リーチ姫の暴走妄想ぷり、ホントたまらなかった。
ハイテンションとか表情の多彩さに元来持つ可愛らしさが加わってもうウットリ。好きだー。
風羽さん、姐さんキャラがなんとも色っぽく、かつオトコらしい。「蜘蛛の巣〜」の時の可愛らしさがツボでした。
安藤さん、「○○でヤンス」がいまっだにアタマから離れない(笑)。笑顔が印象的。
橋本さん、橋本さんは別の場でも見てたのに、ホントはじめ女の人と・・・(爆)。そのくらい柔らか味があったし、足もとのスラリとした感じもステキだったのさ。
さいとうさん、乗組員役だったとき、精悍な顔立ちに見惚れてしまいました。風間3姉妹での姉さん役もさることながら、姫の妄想場面でのコドモ役がいかしてました。
小林さん、ジャージキャラのハマリ方がなんとも・・・。SMなキャラまで・・・
もうその思いきりの良さに花マル。
蓮☆九さん、元ネタに忠実なユイにツボはいりまくり。3姉妹の三位一体攻撃もツボ。
石鍋さん金田さん、なんとも味のある黒衣。物陰からこっそり観てるトコトかナイスキャラでした。


※記憶だけで書いてるので、記憶違いなとこがありましたらゴメンナサイ。

もどる