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実践・作成者 宍戸 威之(北海道・TOSSオホーツク)
学校でいろいろなお手伝いの練習をします.
保護者からも大変喜ばれました.
学級通信風に実践を紹介します。
「この前、みんなで保健室に行ったでしょ。保健室にはどんなものがありましたか」
ノートに「ほけんしつ」と書かせ、番号もふらせて、あったものを書かせました。
すぐに書ける子もいるし、なかなか書けない子もいます。
「お、ほのかさん、こうへい君、もう5こも書いている。すごい!」
そういうと「負けないぞ」という感じで他の子もたくさん書き始めます。
5分ほど書く時間をとってから発表。
大きな模造紙を黒板にはり、子どもが発表したものを書いていきました。
発表の時、ふと見るとほのかさんが模造紙にかいたものをノートに写していました。
すかさず誉めます。
「今ね、ほのかさんね、みんなの発表を聞きながらノートにつけたして書いていました。
りっぱだなあ。花○!!」
といってノートに花○をつけてあげました。
さて全部出尽くしたところで、私は困った顔をしました。
「あれ?ベッドって何こあったっけ?」
(1こ)
(2こ)
(1こだってー)
(何言ってるの!!2こだよ!!)
1こか2こかで大もめです。
1こか2こ、どちらかに手を上げさせると半々くらい。
私は黙って、先ほど模造紙に書いたベッドという言葉の横に「?」マークをつけました。
「これはよくわからない、というマークです。では、窓は何枚ありましたか?」
(4まい)
(2まい)
(わからない)
これまた大もめです。
私はまたまた、模造紙に「?」を書きました。
「窓の数もわかりません。」
そうやって、一つ一つ確認していくと模造紙は?だらけになっていまいました。
「見てごらん。?だらけになってしまいました。どうしたらいいと思いますか?」
(行って調べる)
「そうだね。行って調べる。そうすればわかります。」
そのときむねのりくんがつぶやきました。
(これ、持っていこう。)
手にはノートと鉛筆が。
私はすかさず誉めました。
「今ね、むねのりくんね、とっても大事なことを言ったんだよ。もう一回言ってみて。」
(これとこれを持っていく)
「すごいなあ。よく気がついたなあ。生活科の天才!!」
むねのりくんニコニコです。
「ノートと鉛筆1本もって行きます。まだ行っては行けません。保健室ではどうすれば良いのかな。」
すかさずしるくくんが、
(しずかにする)
よくわかっています。
「そうだね。保健室では静かにする。あともしかしたら具合が悪くて寝ている人がいるかもしれない。
そのときは村上先生に聞いて、いいよって言われたら調べるようにしましょう。」
みんなで静かに保健室に行きます。
保健室に入ると子ども達は一生懸命調べ始めます。
私はその間に先ほどの模造紙を壁に貼っておきました。
「先生、書くところなくなっちゃった。」
たくさんメモして、書くところがなくなった子がでてきました。
「次のページを使ってもいいんだよ。」
というとうれしそうに書きつづけていました。
最後に子ども達を集めて先ほどの?を確認しました。
すべての?が明らかになったところでお話しました。
「生活科と言うのはね、こうやっていろんな?をさがしたり、その?を調べたりするお勉強なんだよ。」
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