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作文教材:気持ちの「     。」はこう指導する

 

宍戸威之(北海道・TOSSオホーツク)

変化ある繰り返しで「    。」の使い方を指導します。
教科書の中から気持ちの「       。」を探し出し、さらに自分で「    。」を使った文を書けるようにするための指導方を紹介します。    出典:1年生国語「かきたいことを ひとつえらんで」(教育出版)

 

■教科書70Pを音読させる。
 教師の後に続けて読む、1文交代読みなど変化ある繰り返しで、何度か読ませる。

 指示1 今度は、「          。」の中だけ読んでください。そのほかは先生が読みます。

「        。」の中だけ読ませる。
「       。」に注目させるのである。

指示2 今、読んだ「         。」の文にエンピツで線を引きなさい。

まずは「         。」をみつけすべてに線を引かせる。
確認のため、「       。」の文だけ読ませる。

指示3 今読んだ中に、心の中でいった言葉が2つあります。一つ見つけたら赤鉛筆で四角く囲んでもっていらっしゃい。

正解は「やったあ。」と「へえ、おとうふって、たべてみるとふわふわしているけど、ほんとうはおもいんだな。」
の2つである。
子どもたちはなかなか見つけることができない。それでも10人目くらいで正解者がでる。
「すばらしい。大正解!!」といって丸を上げると、大喜びして大事そうに教科書を隠しながら帰っていく。
一人見つけると波及効果でどんどん正解者が出る。
全員一つ見つけたら答えを確認する。

次に自分で文を書く練習をする。「今度はね、先生が書いてみるよ。」といって次のように板書する。

板書 わたしはやった「あ。」とおもいました。

子どもたちは「あれ?」という顔をする。
「これでいいよね?」と聞くとすかさず「だめー」「かぎかっこのばしょがちがう!!の声。
「じゃあ、こうすればいいんだね。」

といって、「た」の上にかぎかっこをつける。
さらに子どもたちは「ちが―う!!」「『や』のうえ!!」といってくる。
「そうかそうか、今度は間違えないよ。」といって、「わたしは」の『わ』の上にかぎかっこをつける。
ますます子どもたちの「ちがーう」の声は大きくなる「やのすぐうえ!!」といってくる。
教師が何度かまちがいを示すことで、子どもは正確な書き方を学んでいく。
最後に正解を示す。

「じゃあ、本当にみんな間違えないか練習してみるよ。」といって次のように板書する。

板書 わたしはまけないぞとおもいました。

「『       。』を正しくつけてもっていらっしゃい。」と指示する。
先ほど練習したのでほとんどの子が丸をもらえる。「すごい。ちゃんとあってる。」とほめながら丸をつける。

丸をもらった子には「わたしは『        。』とおもいました。」を使って短文作りをさせる。
3つ書けたら子から短文を一つ黒板に書かせ、発表して終了する。

 

 

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