漢字文化の授業 4     右と左(小1)             漢字文化のTOP

                  『これは何という漢字ですか?』 

                  「左」

                  『赤いところは何を表していますか?』

                  「手」

                  『そうです。手です。左手で祈るための道具を持って、
                  神のいるところをたずねています。』

                  『これは何という漢字ですか?』

                  「右」

                  『赤いところは何を表していますか?』

                  「手」、「さっきやったよ」

                  『では、青いところは何を表していますか?』

                  「口」、「はこ」、「した」

  『前回やったように、これは神に祈るための文書を入れた箱を表しています。右手
  に神に祈るための箱を持って、神のいるところをさがしているのです。』

  右と左を板書して、右の一画目、左の一画目はどこですか?と問う。

  『右と左では、一画目が違います。手のひら書いて腕をつけるので書き順が違って
  きます。赤いところが一画目になります。』

   

 左                    右











                            『この漢字には、どんな漢字がかくれていますか?』  

                            「右」、「左」、「手」

                            『さて、右、左、手が入った漢字は何という漢字ですか?』 

                            「?」 

                            『これは、尋ねるの尋です。尋ねるは、神の降りてくる場所
                            を、たずねる、というのが本来の意味だったのです。』

                            参考文献  白川静、『漢字百話』、中公新書、38ページ