Scene 1 (購入)

それでは、これから僕のSILVIAの購入から売却までの物語の始まりです。 


PROFILEにも書いているのですが、実は最初はマークUが欲しかったのです。
何故、SILVIAを購入することになったかあまり憶えていませんが、たしかその頃好きだった彼女が「マークUは嫌い!!私、シルビアが好き♪」と言ったんだと思う。そんな理由でSILVIAを購入??なんて不純な考えなんだろう。(笑) 
何はともあれ、僕は自分の愛車を手にしたのだ。
あの時の感動は今でも忘れない・・・

とりあえず購入時の車の仕様としてはこんな感じだ!!
車両はすべてノーマルでした。
クラリオン(今で言うアゼスト)の社外コンポがついて、15インチのフィンタイプのアルミをはいていた。

納車になった車に乗り込み、「さーて、早速ドライブにでも行ってくるか!!」
そして僕は愛車に乗ってドライブに出かけるのであった・・・

楽しい初ドライブの帰り、辺りはすっかり暗くなっていた。
っとその時、信号機が赤信号になっていることに気づいた。
「ブレーキを踏まなきゃっ」と、そう思ってブレーキに足をかける。
全てが順調だったはずの僕の脳裏に嫌な言葉がこだました。
「ブッ、ブッ、ブラックアイスバーン!?」
そう、その日はとても寒い冬の夜だった。
ブレーキを踏んでいるのに車が止まらないのである。
僕はすっかり気が動転して、こともあろうに、完全にタイヤをロックさせていたのである。
雪道で急ブレーキをかけたことがある人は解ると思いますが、アイスバーンで急ブレーキをするとハンドルが効かなくなるのである。運の悪いことに、目の前にはシビックが信号待ちしているではないか!!僕は覚悟を決めた。その瞬間、「ドン!!」という音とともに僕のSILVIA号は・・・。

納車後2日で保険を使用することになる。。(^_^; 
幸いにも僕のSILVIAは外傷が少なく、修理せずにそのまま乗ることにする。
この時僕は、安全運転することを心に誓った
事故はもうこりごりだった・・・はずだった...
1ヶ月後に僕のSILVIAがまさかあんなことになるとは思いもしなかった。

冬休みも終わり札幌に帰ることにした。
初めての長距離のドライブだった。
B'zのカセットテープ(CDは付いていなかった・・・)をかけて、吹雪の中、およそ400Kmの旅だ。親に別れを告げ、余裕の顔つきで車を発進させた僕の足は震えていた・・・(笑)

じばらくして、何事もなく車を走らせていた僕の前に真っ白な壁が立ちはだかっていた。
「何かな?」僕にはそれが何ナノか理解できなかった。
考える暇もなく僕はその壁に向かって突っ込んでいた。。。吹きだまりだった・・・
辺りは吹雪の為、真白だったが、僕の頭の中も真っ白になった。 
急いで車をバックさせ、車から降りる僕の心臓は高鳴っていた。
「またやってしまった(^^;」そう思った・・・

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