俺A |
おいオマエ! |
俺B |
なんだ?俺! |
俺A |
オマエ、先月の新井仁さんに続いて、今月は札幌でカジ・ヒデキさん、ハーフビー、ハンサムボーイの3連スーパーゲストのサポートDJだと?何様だよ! |
俺B |
いやー、まあなんだ?オーガナイザー晶雄(戸野君)との信頼の絆というか、さすが元教え子というか、恩師に最高のプレゼントというか。 |
俺A |
オマエ、今年から1年生の担任だろが。毎月なにやってんだよ。 |
俺B |
まあ、知らない人がこのコラム見たら、絶対まともに仕事してないと思うよな。

真面目に仕事してますよ〜。 |
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俺A |
オマエ、本当にカジ君に会えるの?楽屋は別なんじゃないの?とか不安がってたじゃないか。 |
俺B |
もし会えても変な人だったらどうしようとかな。ホラ、ずっと憧れてたから、逆に会うのが、めちゃめちゃ怖くてさ。 |
俺A |
でも実際のカジ君は、皆さんの期待以上にカジ君だったと。 |
俺B |
超絶イイ人だったよ〜。2時間ぐらい喋っちゃったもん。 |
俺A |
2時間もオマエの話を聞かされてるカジ君が大迷惑だよ!

すごく楽しい時間でした。 |
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俺B |
いやカジ君もその時アツかったんだって!話につい熱中しちゃってさ。 |
俺A |
そんで気づいたら2人でアズテックカメラを口ずさんでたと。 |
俺B |
ミステリー・ジェッツ の話で盛り上がってさ。ほらアズテックのカヴァーやってるじゃん。で、気づいたら 「サムホー・イン・マハー♪ゼ〜スタ〜ザ〜♪シャ〜インフォニーユ〜♪」と…あれ、ひょっとして今、カジ君とアズテック・カメラ歌ってる?…と。 |
俺A |
このバチあたり。
個人的に初めてリアルタイムで聞いたアズカメがこれでした。サムホー・イン・マハー♪ |
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俺B |
いやー、それにしても間近で見たカジ君は若かった…。 |
俺A |
こんな○○歳がこの世にいていいんだろうか。 |
俺B |
アコースティックライヴで年齢言ったら、観客卒倒してたもんなぁ。

これで○○歳だなんて…(自分より3つ上) |
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俺A |
出血大サービスで「マスカット」も「シヴィラ」も「ラ・ブーム」もやってくれたらしいな。 |
俺B |
「ラ・ブーム」のお客さん大合唱&手拍子で最後ハイ・ジャンプをキメた時には涙出そうになったよ。 |
俺A |
でもその後のDJセットがまた凄かったんだろ。 |
俺B |
だって ミステリー・ジェッツにヴァンパイア・ウィークエンドに、メトロスにケイジャンにローラ・マーニングに… |
俺A |
ゴメン。知らない人は何を言ってるのか全然わかんないと思う。 |
俺B |
知らない人には全然わかんないほど国内で流通してない 最新UKロックで固めてたからな。でもコードの繋がりといい、タイム感といい、さすがミュージシャンというか、本当絶妙だよ。「全然知らない曲だけど楽しかった!」っていうカジ君ファンばっかだったし。 |
俺A |
…で、全部持ってる曲だったオマエは、その感想を聞いてほくそ笑んでたと。 |
俺B |
冗談じゃないよ。勝手に「これはかけれない」とかあきらめてた曲であんなに盛り上げることができるんだぞ。やっぱ今の音楽の面白さを伝えたい!という熱意が大事だって反省したよ。

本当に最高のセットでした。 |
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俺A |
DJが一番やりたいことって本人もすごく言ってたけど、ビシビシ伝わったな。さすが5年もイギリスに滞在してただけあって、ものすごい今の動きに煽られたんだろうな。そして観客への煽りもハンパじゃなかったという(笑)

カジダンス炸裂! |
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俺B |
あんなにブースの前に出て煽るDJも珍しいよな。ステップ踏むわジャンプするわ、曲に合わせて踊るわ、最後は「好き好きシャーツ」に「恋はあせらず」だもんな。 |
俺A |
邦題で言うなオヤジ。 |
俺B |
同世代だからいいじゃん。とにかくカジ君とシスターズやバンド・オブ・ホリージョイについて語り合う日が来るとは思わなかったな…あ、オマエさぁ、ブリッジのデビューアルバムが2枚組になった理由知ってる?実はさぁカジ君に聞いたんだけど… |
俺A |
で、次のセカンドロイヤルチームは? |
俺B |
…うん。これがまた素晴らしくってさ。 |
俺A |
あのテンションの後でさらにアゲるってすごくねぇか? |
俺B |
とにかく楽しませるということに関してセカンドロイヤルのアーティストは本当にプロだよ。「こんにちわー連続射殺魔でーす!」って最初の挨拶から笑ったもん俺。 |
俺A |
連続射殺魔というバンドを知ってる奴が何人いたんだろう…。 |
俺B |
とにかくDJが素晴らしすぎる。大きく分けてハーフビーはスクラッチで、ハンサムは停止ボタンの送りノイズで自在にBPMを変えるんだけどさ。本当にこれセットで決めてるんじゃない?ってぐらいの早い繋ぎでバンバンくるからさ。

ハンサム最高すぎです! |
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俺A |
ところが全然セットを決めてないという。 |
俺B |
2人とも何回もモニターしては曲かけるのやめてたしな。基本的にずっと大ネタの嵐。だから、後になるほどキツいわけよ。 |
俺A |
オマエが前座のくせに大ネタのBLACK KIDSなんかかけるからだろう。 |
俺B |
…まあ、サージェントペパーズの超早回しBPM130にはヤラれたよ。ハンサム最高! |
俺A |
でも、この後の大ネタやられまくりのハーフビーって本当に大変だなと思った。 |
俺B |
ところが!ところが!こーれが凄いわけよ。完成度でいえば前回札幌のセットだと思うけど、とにかくモニターしてはやめて、モニターしてはやめて…それでもあのスピードで繋ぐんだぞ!曲もニューレイヴ全開から、ミドルスクールにゴンザレスの「オオッ♪オオッ♪」の倍速展開まであの自由度はハンパじゃない! |
俺A |
オマエが前座のくせに大ネタのBLACK KIDSなんかかけるからだろう。 |
俺B |
…最初だからどうせ誰も聞いてないし、いいかなと思ったんだよ…。何回もBLACK KIDSをモニターしてはやめてたよなハーフビー…。 |
俺A |
あーあ。ハーフビーのBLACK KIDS聞きたかったなぁー。 |
俺B |
……。

超カッコ良かったハーフビー! |
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俺A |
「あいつにヨロシク」以降の盛り上がりも凄かったな。 |
俺B |
「僕たち自分の曲に自信がないんで3連発いきまーす!」ってユア・ソング&ビークルにカクバリズム「関白宣言」だもんな。 |
俺A |
もちろん自虐ギャグだけど、実際ハーフビーの曲が少なかったのが残念だったな。 |
俺B |
別海ではハーフビーの曲連発を待望します! |
俺A |
なに勝手にオファーしてんだよ。

深夜3時過ぎでこのテンションって… |
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俺A |
しかしオーガナイザーのビクター森さんと三宅さんはチケットを何度か精算してるとき以外は、ずーっと踊りまくってたな。 |
俺B |
あれこそあるべきオーガナイザーだよ。周りをあんなに巻き込む踊りはないぞ。 |
俺A |
呼んだゲストの人達のことが、心底好きっていうのが伝わってくるよな。 |
俺A |
「寡黙なオーガナイザー」ってことですっかりゲストに認知されてる晶雄(戸野君)もスゴいけどな。 |
俺B |
「寡黙なオーガナイザー」ってスゴいよな。普通あり得ないよな。 |
俺A |
「無口なセールスマン」みたいなもんだからな。そういえば晶雄(戸野君)が「先生、先生」って呼ぶから、お客さんに「(DJの)師匠なんですか?」ってオマエ真剣に聞かれてたよな。 |
俺B |
「いえ、本当に教え子です」って言ったら、本気でビックリされたよ。 |
俺A |
でも学校の先生じゃないのに「先生」とか普通に呼んでたらヤバいよな。 |
俺B |
本当の教員ですから…。

最後はやっぱりこの人。多幸感バリバリのアフター! |
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