コラムご無沙汰の山口です。あらためまして今年もよろしくお願い致します〜。
さて、僕はDJを始めて10年目なんですが(なんの積み重ねもなくただただ年数だけ重ねています……)、まぁ、アニバーサリーイア〜と勝手にこじつけて、ターンテーブルを自分にプレゼントしました。
今までパーティ、家聴きともに、CDオンリーでしたが、近年、特に2008年頃から大好きなインディー・ロックのシーンを追いかけ続けてきて、昨年ついにCDという媒体では、自分の聴きたい&回したい欲求が満たされなくなってきたこと(アルバム単位では大体は発売されますが、シングルはまちまちです)、また自分の高校時代の先生で、10歳も年上の、同じくインディー・ロックのシーンを追いかけ続けている清野先生の枯れることのない音楽愛とその生き様に憧れを抱いて、僕も真摯に音楽に殉教しようと思ったわけです今更。
ただ購入にあたって葛藤もありまして、「今までほぼCDでアルバム買いしていたミュージシャンの音源(輸入盤で1500円くらい)を、レコードでシングル買いすると、一枚で(2曲ぐらいで)1000円だから高くつくよな〜だいいちアルバム買えばそのシングル曲も入ってるんだし。そして、きっとアルバムの曲も聴きたいから、LPも買わなきゃいけない……あーレコード買いってなんてお金がかかるんだろう。CDの方が断然安上がりじゃん……だけどやっぱりインディー・ロックは早耳でなんぼだし、なんたってレコードで回してる様がかっこいいからなぁ〜……」なんてことを28歳にもなって寝ても覚めても考えていました昨年末は。
んで、年明け。葛藤にふんぎりをつけて購入決意を決めたので、さっそくBUYといきたいところですが、今まで10年間CDJしか触ったことがない僕は、仮に現場に必ずある機材であるというのに、全くのド素人。ほんとな〜んにも知識がないので、とりあえずハリウッドの上司・山本さんに相談&質問。
とりあえず、山本さん曰く、
●ターンテーブルは新品で買うと60000円ぐらいと少々高くつくので、HARD OFF(BOOK OFFの中古AV機器・パソコン・楽器販売バージョンのお店)で、安く&3ヶ月無料保障付きでの購入がおすすめ。メーカーは、どこのクラブでも使用されているTechnicsが一般的で、仕様はSL-1200MK3Dがベスト(MK3以降のバージョンがイイらしい)。

Technics SL-1200 MK3D |
●カートリッジ(レコード針)は特に音質に拘りがないなら、定番で安価の『SHURE M44G』がおすすめ。それと忘れずにヘッドシェルを買うこと(新品には付属しているが、中古品には無い場合もある)……とこんな感じで説明を受けました。

定番の安価カートリッジ『SHURE M44G』 |
さっそく道内営業中、先々のHARD OFF店舗でタンテのサーチを開始し(仕事最中になにやってるんでしょうね……)、TechnicsのSL-1200MK3Dで状態のイイものを20000円ぐらいでゲット。
あとカートリッジは、島村楽器でSHURE M44Gを購入しました。
んで帰宅後、期待に胸を膨らませ、いざ組み立て&試し聴き(家にあるレコードは、バーナード・バトラー「ノット・アローン」とポールウェラー「ブラン・ニュー・スタート」の7インチ2枚のみでしたが……)
といきたいところでしたが、まったくやり方がわからずじまい。だいいち、カートリッジについてきた説明書は英語だし、ネットで検索してもわかり易い説明は出てこないしで。
そしてカートリッジを箱から出してみたら「あれ針が付いてない」と。で、また島村楽器に戻ってSHURE M44Gの針を購入。
んで再帰宅後、買ってきた針を箱から出してみるとカートリッジの先に付いているものと一緒だけど、自分また間違えたかなと。
まぁ、とりあえずそれより先にまずカートリッジから組み立てることにし、なんとか付属されていた白、赤、緑、青の線をつなぐところまでは完了。そして、いざターンテーブルのアームに接続といきたかったんですが……線のさす所がないこと気づき、山本さんに電話。
山口「今カートリッジを組み立て終わって、アームに接続したいんだけど、さす所がないんだよね」
山本「ヘッドシェル買った?買えって言ったじゃんさ〜」

ヘッドシェル |
山口「忘れてた……あとカートリッジに針が付いてなかったんだけど……」
山本「針?付いてるはずだけど……」
山口「だって圭一が使ってるオムロンだっけ?あれみたくシュッツと尖がったものがない……」
山本「……カートリッジの下にチョコっと付いてるでしょ(呆)……ちなみに俺の針はオルトフォンで、オムロンって、体温計じゃん(笑)」

定番高級カートリッジ『Ortofon Nightclub』 |

定番体温計『オムロン』 |
山口「……たしかにチョコっと付いてる。じゃさっきまた買ってきたのは交換針なわけで……しかもヘッドシェル買いにまた島村楽器に行かなきゃいけない……3回目は恥かしい……」
といった具合に、ほんと苦労&自分の無知さに半ば呆れつつなんとか3回目の島村楽器(絶対顔覚えられてる……)でヘッドシェルを購入し、再々帰宅後、ようやく接続できました(しかも交換針も持ってるなんて準備万端な僕でした)。

交換針 |
ターンテーブルを購入してから、2週間ほどですが、すでに7、12インチ合わせて30枚ぐらい購入し、ガンガン聴いてます。
今から次のパーティが楽しみです。では。
この動画に文中にもあったカートリッジの取り付け等のセッティング方法が紹介されています。
※アームの高さ調節が悪いのか、アース線が切れてたのが悪いのか(PS3のアース線をぶっちぎってつなげましたが)未だにノイズがなります、早く、山本さん、戸野さん調節しにきてください。
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