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4巡目の移転訓練(2000年)その特徴点を分析する

 

 <その1> あからさまな利益誘導・・・

 

 鈴木宗男代議士と佐野町長のやりとりが厚岸町議会で澤田町長の口から暴露されました(連絡会ニュースbP7) 。そこには移転訓練にからむ国からの交付金を目当てにした露骨な利益誘導=住民の安全も町の将来も無視する無責任さ、卑しさが現れています。全国初の4年連続の移転訓練が矢臼別で行われた背景には、3億より4億、4億より5億と、より高額な交付金を追い求める「政治屋」のおもわくが働いていました。

 ※下記『連絡会ニュース』bP7参照

『海兵隊移転反対別海町連絡会ニュース』bP7より

      4年連続移転訓練決定のうらに何が…


 厚岸澤田町長の町議会での答弁(3月7日)の中に、4年連続の海兵隊移転訓練(矢臼別)にかかわる別海佐野町長とのやりとりが出てきます。その内容たるや実にひどいもので、国からの「交付金」だけをめあてに、町民の安全を無視して訓練受け入れを押し進める佐野町長の「いやしい」姿がうきぼりになっています。以下、議場の録音を文字化したものから抜粋してご紹介します。

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 矢臼別の問題でありますが…防衛施設庁の方でも来年度は行わないという話がありました。ところが2月の中旬でしたか新聞報道があって、たまたま道町村会の会合があって出札した際に別海町の佐野町長とお会いしました。今朝の新聞は何だ、矢臼別がまた6月に実施するというのは去年の約束とちがうではないか。そんなことで座長を務めている道の副知事もしくは札幌防衛施設局の方へ事情説明というか、抗議に行かなければならんのではないか、というふうに同行をうながしたわけですが、その際に佐野町長からは、いや私はすでに何日も前に施設庁に呼ばれて…鈴木代議士からこの五ヵ所ある演習場のうち、やはり矢臼別が一番練度が高い訓練ができる、したがって継続して使用できないものかと言う申し入れがあるので毎年受け入れてはどうだとそんな話があったと、…SACO関連で矢臼別演習場に5億円の交付金が来ますが、それが演習規模によって違うんだ、今年は中規模になるんで5億円でなく4億円になるんだと、もしこれを矢臼別で実施しなければ3億円だと、そんなことから厚岸町も認めてほしいんだと、そんな話があってですね、…言うならば矢臼別に関連する4自治体の姿勢に…当初は若干の温度差かと思ったんですが、今では大きな温度差になって私自身もとまどいを感じたり不満を感じたりしているんです…地域振興策の関連もあって非常に苦しい立場にありますが、しかし基本的にはやはり固定化には反対だと、ぜひ近いうちに基地縮小してほしいということだけはきちっと申し入れをして来たいなと思います。

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 別海町3月定例議会の一般質問でもこの問題についてふれられました。佐野町長は4年連続の移転訓練について1月下旬に打診され、「問題ない」と返答していること、従ってその時点で6月に海兵隊が来ることを知っていたことなどがそこで明らかになりました。上の澤田町長の答弁からは、厚岸町に「1月下旬に打診があった」という事実はなかったようですし、だとすると、「1月下旬の打診」は別海佐野町長だけに行われた可能性も出てきます。別海佐野町長に対する不信感が他の3自治体には広がっていることを、澤田町長は「大きな温度差」という言葉で示唆しています。
 別海町議会で佐野町長は「防衛庁によばれたことはない」と、その部分については否定しましたが、それ以外は否定しませんでした。まわりがどんなに迷惑しようと、まわりからどう思われようと、「3億円より4億円、4億円より5億円…」と、より高額な「交付金」を追い求める姿勢は、まるで「守銭奴」そのもの。そのような町政を別海町民も望んではいません。

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