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佐野別海町長への申し入れ             2004年10月13日
海兵隊移転反対別海町連絡会 代表 森高哲夫
矢臼別平和委員会        代表 瀧川榮子
    在日米軍さん編成をめぐる問題についての申し入れ

 在日米軍の再編成をめぐって日米両政府の協議が進展しているようです。
 その中で、「米側は既に在沖縄の米海兵隊を矢臼別演習場に移転する構想などを日本側に伝えている」などの報道もあります。(朝日新聞10月2日)
 一方、さる9月9日、中西別の農家(複数)で、米陸軍特殊作戦部隊の軍属ジェフ・クリント・ヒル氏が矢臼別の海兵隊訓練についての考え方を調査するという事態が起きました。ヒル氏については、マリーシェーファー在札幌米国総領事が10月5日、私たちとの交渉で、「米国にとって興味深いトピックスについて世論を調査し、軍や政府に報告している要員」であることを明言しています。
 私たちは、今の状況から押してヒル氏の調査行動が、在日米軍再編と深くかかわっているとの疑いを濃くするものです。
 こうした中で、小泉首相は10月1日、沖縄の米軍基地の一部本土移転を進めるとの考えを述べ、既に関係自治体との協議を指示しているとし、同時に、大臣レベルの発言がしきりに交わされているようになりました。政変構想はかなり具体化しているものと判断できます。

 私たちは、4月30日、6月30日の二度にわたって町長と面談し、矢臼別への米海兵隊の駐留や実弾射撃訓練の統合などについて「反対表明」を要請してきましたが、町長は情報不足ということを理由に態度表明は出来ないとしてきました。
 しかし、事態は急展開を見せています。住民の安全と平和を守るべき自治体の長として、今こそ米軍基地化反対を打ち出すべきときではないでしょうか。

 繰り返し申し述べてきているように、一時期、訓練に演習場を使用することと、部隊が常駐し、基地化することとは次元の異なる問題であり、町民に対して耐え難い環境の激変を強いるものです。平和憲法を要し、平和的町民検証を持つ別海町にふさわしいほこりある決断をしていただくことを心から期待し、要請するものです。

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   佐野力三町長の回答                平成16年10月18目
   在日米軍再編成をめぐる問題についての申し入れへの回答

 平成16年IO月13日付けの標記の申し入れについては、マスコミ等において報道されておりますが、町と致しましては、具体的かつ確実な情報・説明が無い現段階におきましては、態度を表明出来ません。