2000年 年頭のごあいさつ

 明けましておめでとうございます。
 いよいよ20世紀最後の年が明けました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 早くも3回目の米海兵隊の移転訓練が終わりました。受け入れ条件はなし崩し的に後退し、日本の税金を使って米軍のやりたい放題がますます拡大してきています。
 沖縄・名護市では、日米政府のシナリオに沿って「振興策」と引きかえに知事・市長が動き出し、緊迫した状況になっています。
 12月別海町議会定例会では、中村議員の質問に対し町長は答弁の中で「演習場周辺住民の中には、もう2〜3人しか反対している人がいない」とうそぶきました。そこで97年2月に実施した「米海兵隊実弾射撃訓練移転問題に関するアンケート調査」を読み返してみました。短期間の中で戻ってきた176通のアンケートには、海兵隊問題に対する住民の思いと、町長・議会に対する怒りが集約されていました。
 100歳の櫛田ふきさんが、戦争法に反対するデモ行進に参加されて「沈黙は共犯」と呼びかけたそうです。この鋭い言葉の重みを受けとめ、初心にかえって反対運動を進めたいと思います。
 昨年開催されたハーグの平和会議でも「日本国憲法9条の理念を各国議会で決議すること」などが採択されました。輝かしい21世紀にするためにも、憲法の力を信じて、ともに運動を進める輪を一まわりも二まわりも広げていきましょう。

           海兵隊移転反対別海町連絡会議
                       代 表  森 高 哲 夫