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矢臼別平和委員会 会員だより bP38 (2005.9.30)


  レポート 矢臼別仲間の快挙 雨竜九条の会 (川瀬氾二)

  病み上がりだったが
 8月13日、39度の発熱。吉野宮子さんの手配で、土曜日だったが別海病院で診療。15日には平熱になった。病み上がりだけど大丈夫だろっと思って、かねてから要請のあった「雨竜九条の会」の集いに参加することにした。
 8月16日、中標津空港12時50分発の飛行機に搭乗、千歳空港に13時40分に着いた。矢臼別常連の細川光さんが出迎えてくれていた。細川さんは雨竜九条の会の会長でもある。空港のレストランでコーヒーを飲んで次の行動までの間をうめていたら、札幌の池上学園教諭の小松直人氏が、数か国語が話せるけど今は失業中というユニークな人物を伴って現われた。小松氏も矢臼別常連である。滝川市江部乙の細川宅まで送ってくれるという。札幌から千歳まででもかなりあるのに細川宅までは百数十キロはあるだろう。俺の頭ではとても考えられないことだっただけに感慨もひとしお。好意に甘えることにした。

  小松さんの車で千歳・滝川百数十キロ
 小松市の運転する車は高速道路から高速道路へと乗りついで、途中、ドライブインによって息抜きをしながら細川宅に着いたのは5時過ぎだった。小松氏らはすぐ温泉に行った。細川さんは買いものに行った。
 細川宅は、道立の教員住宅とのことだったが一戸建てで街外れにあった。道路を隔てた向こうは森林地帯になっていて、こまかい木片が敷いてある散歩道があった。いい環境の中に住んでるなと思った。やがて全員が揃って野外で焼肉交流が始まった。折から半月が雲間から現われ、ロマンチックな雰囲気になった。楽しい交流は9時頃まで続いて小松氏らは帰って行った。

  デート気分で
 17日は細川さんの車で雨竜・滝川などが一望できる小高い所に行って展望を楽しんでから滝川市のショッピングセンターに行った。一見、農村地帯のようなところにダイエーなど大規模店が三つあった。不思議な感じのするところだった。店では細川さんが着せ替え人形を楽しむように次つぎと俺の頭に帽子をかぶせて見て一つ買ってくれた。店を出て少しきたところの道路ぶちに喫茶店があった。周囲には店などはなかった。喫茶店の脇には庭園があって数十種類の草花、低樹木が植わっていた。その片隅にGARAKUTA GALLERYと書かれた小屋があって中には古い机や鍋など変なものが置いてあって不思議な空間を醸し出していた。喫茶店内はうす暗くおちついた感じで、先客相手にママさんがさえずるように喋っていた。やがて注文しといたホットケーキとコーヒーが来た。麦粉を水で溶いて焼いただけの田舎焼きパンだったが、デート気分と店内の雰囲気がマッチして満点だった。

  正真正銘の高校教諭だった細川さん
 いったん細川宅に帰って集会用の資材=パンフ、署名用紙など=を持って集会場に向かった。途中、コンビニによって、箕輪訴訟の支援を訴えるための資料として、勤医協友の会ニュースに載った記事を細川さんがコピーしてくれた。少し時間が早かったので細川さんが勤めている北海道雨竜高等養護学校を見に行った。広い敷地内にコンクリート2階建ての堂々とした校舎と寄宿舎など付随の諸施設が建っていた。細川さんは正真正銘の高校の教諭であることを改めて確認した。養護学校をひとまわりして、雨竜九条の会の集会場である雨竜町いきいき館に向かった。

  中身の濃い九条の会の集い
 いきいき館は別海町の中央公民館より立派だった。細川教諭が管内の柱に集会案内の張り紙をして、会場には「新しい憲法のはなし」「戦場から訴える憲法九条」「鳩を飛ばす」、箕輪訴訟支援の署名用紙などを机に並べ、机を少し並べ変えて集会場の雰囲気を醸し出した。やがて一人、二人と人が入ってきた。4時から6時までという時間設定に無理があったようで、集まった人は14名だった。が、羽幌町議、滝川市議、元雨竜町議会議長、高校の教諭など、立派な肩書きのある人ばかりで恐縮した。
 集会は細川教諭の司会ではじまった。指名されて、矢臼別に来た理由、演習場と自衛隊の移り変わりなど約40分ほど話をした。それから質疑応答や意見交流などがつづいて、途中、STVの「どさんこワイドニュース」のビデオ上映があった。この上映をうけて、改憲阻止の目的で箕輪訴訟の二次原告になったことを話して支援を訴えた。その後も元議長氏の昔の軍隊の話があったり、質疑や意見などで話がもり上がって中身の濃い交流が続いて6時すぎ散会した。質の高い集会で大成功だったと思った。これは又、細川教諭の準備段階からの奮闘の成果であると共に、矢臼仲間の快挙でもあると思った。

  この日は誕生日 至福の一日だった
 閉会後、滝川温泉に行った。郊楽苑よりひとまわり規模が大きく、大きなレストランもついていた。温泉に入った後、レストランで最高級の薬膳料理をご馳走になった。8月17日は俺の誕生日だ。それに合わせて集会を設定したということを聞いて、至福の一日だったことを痛感した。温泉の帰りに矢臼別平和委員会の「会員だより」に投稿してくれた下野枝里子さんに挨拶してきた。こうして雨竜九条の会の集いへの参加の旅の2日間は終わった。
 翌18日は帰宅の日である。細川さんの見送りをうけて千歳空港11時35分発、中標津12時30分に着いて帰宅したわけだが、体調は快適そのもので気分のよい旅だったことを付記しておく。

  事務局から

川瀬さんの長編 他には何も載せられませんでした。最近の投稿は力作が目立ちますが、短くても結構ですから、沢山の方の文章、お待ちしています。

米海兵隊監視本部 24日、ねずみの餌など残さぬよう気をつけてあとしまつしました。支援に駆けつけて下さった道キ平・日本キリスト教団・根教組・農民連・新婦人・道東勤医協などの皆さん、阿寒町の見田さん、相馬さん、厚岸の谷口町議さん、釧根連絡会、別海町連絡会、そして会員の皆さん、この1か月間、ほんとうにご苦労さま!カンパと差し入れ、ありがとうございました。

自衛隊、ルール違反 23日、搾乳時間帯に6発、無反動砲を撃ちました。(浦さんからの通報) 隊側も認め、27日に役場に「深謝」しましたが、演習場使用規則違反は01年、今年7月についで3回め。道平は北部方面総監に、私たちは別海駐屯地に(10/4)それぞれ抗議の交渉をすることにしました。

パンフ・書籍 どうぞ アレン・ネルソン著「あなたは人を殺しましたか」がマンガ単行本として出版、矢臼別闘争創設期の記録「矢臼別通信1〜8号」復刻版、平和委ブックレット「改憲論の現状と護憲運動の課題」馬奈木厳太郎著。パンフ「知っていますか米軍再編=v いずれも在庫があります。読書の秋≠ナすョ!!、

暑く、熱く、長い夏がやっと終わりますね。総選挙の結果は?!グチるまい!!クソ!オボエテイロ!!

  う ご き

8/31 会員だより 137号発行
   〜9/1 未明 花咲港から搬出の装備、車両を監視
9/ 1 監視本部ニュース「演習場のどまん中から」第1号発行。以降、10号まで。
9/ 2 米海兵隊による説明会。海兵隊移転訓練・花咲港軍港化反対根室集会に参加。
9/ 4 道キリスト者平和の会メンバー4人、監視本部入り。以降3次のべ9人来援
9/ 5 実弾射撃訓練、弾数カウント開始。15日まで
9/ 7 米軍、訓練公開
9/ 8 道教組・中島書記長ら監視本部来訪
9/11 (総選挙投票日)
9/14 アレン・ネルソン、嬉野京子両氏ら本部来訪
9/15 米海兵隊移転反対、外出訓練許すな!釧路抗議集会。池田さん「現地報告」
9/18・19・23 米兵390人、観光ツアー、監視1人
9/20・21・24・25 米兵撤収、抗議の見送り、のべ25人参加。
9/20 米兵18人、柏の実学園を「慰問」
9/21 米兵32人、中西別公園でペンキ塗り、監視5人。
9/23 陸自2師、時間外射撃実施。抗議。27日謝罪
9/25 重郎太の碑付近にオンコなど移植作業