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2月6日、先遣隊として5波に分けて総勢35人が中標津空港から矢臼別演習場に入った。 | |||
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午前10時15分着の定期便で | ![]() |
第 1 波12 人が自衛隊のバスに |
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第1波12人中女性隊員が1人 | ![]() |
出迎えの準備をする自衛隊 |
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第2波は沖縄米軍機で11人が | ![]() |
米兵案内役の自衛隊員 |
第2波は1時40分、第3,4波は第2波の直後に米軍機で、第5波は午後5時10分の定期便で到着。 |
訓練恒常化に警戒感
米軍が矢臼別演習場入り
(2月7日 北海道新聞)
【中標津】陸上自衛隊矢臼別演習場(別海など3町)で行われる日米共同積雪寒冷地訓練で、訓練に参加する米陸軍の隊員35人が米軍機や民間定期便で中標津空港に到着した6日、中標津の労働団体と別海の町民団体から同空港の軍事利用や米軍による同演習場での訓練の恒常化を危ぐする声が上がった。
平和団体など危ぐ
空港利用の中止も要請
同日午後、中標津空港の滑走路近く。白い機体の小型プロペラ機から降りてきたのは迷彩服に身を包んだ米陸軍の隊員たちだった。
同空港ターミナルビル3階の送迎デッキからその様子を見守っていた別海町の町民団体・矢臼別平和委員会の吉野宣和事務局長は「米軍による矢臼別演習場での訓練の恒常化につながる」と警戒感を募らせた。
同演習場で昨年まで4年続けて行われた沖縄駐留米海兵隊の実弾砲撃訓練は今年は行われないが、今回の訓練はそれに代わるものだ、というのだ。
連合北海道中標津地区連合会の佐藤武志会長は、同空港に米軍機が降り立ったことについて「こういうことが繰り返され、次第に空港の軍事利用が拡大するのではないか。今後が不安だ」と話した。
同連合会と民主党中標津は前日の5日、中標津町の新出実町長に対し、米軍機の同空港使用中止を求める態度を態度を表明するよう、連名の文書で要請。新出町長は「(道など)しかるべき機関に要請があったことを伝える」と述べるにとどめた。
同空港管理事務所によると、昨年も同空港に米軍の小型機が数回、離着陸しているという。
陸自第五師団によると、今回の演習は14日から16日間の日程。米陸軍第2−27大隊(ハワイ、米本土)の約450人に訓練の支援部隊を加えた550人ー600人が11日までに、羽田ー中標津の定期便や釧路空港着の民間チャーター機などを使って本道入り、矢臼別に向かう。
米陸軍の先遣隊 空路中標津入り
民間定期便利用 訓練開始前では初めて
(2月7日 釧路新聞)
別海町など4町にまたがる矢臼別演習場を使った陸上自衛隊との共同訓練を行う米陸軍の先遣隊が6日、民間定期便と小型の同軍専用機の計5機に分乗して空路中標津入りし、別海駐屯地に入った。米陸軍の本隊約350人は11日、釧路空港から別海入りし、14日から16日間にわたる積雪寒冷地訓練に備える。
米陸軍の先遣隊は、中標津空港午前10時15分着の定期便エアーニッポン837便でまず12人が民間人に混じって私服で中標津入り。続いて米軍厚木基地を出発した小型専用機C−12(プロペラ)1機と同UC−35(ジェット)2機が午後1時半過ぎから次々に到着、計20人の隊員が降り立った。
この日は午後5時10分着のエアーニッポン839便でも4人が到着、計36人の先遣隊が別海駐屯地入りした。米海兵隊の矢臼別訓練も含め、訓練開始前の民間定期便利用は初めて。米陸軍は8日まで中標津空港を利用、9日からは釧路空港を使って別海入りする予定で、訓練実施部隊の8割弱にあたる350人は11日に同空港を使用する。
矢臼別演習場を使った日米共同訓練は平成4年以来2度目。今回は訓練名「North Wind 01」。米陸軍第2−27大隊の450人と陸上自衛隊第五師団第27普通科連隊700人による積雪寒冷地訓練で、今月14日から3月1日まで実施される。
期間中はスキー基礎訓練や小銃、機関銃、84_無反動砲、81_迫撃砲などの機能訓練、陣地攻撃の総合訓練を行う。