2001年12月13日(木)
【学力テスト・すまぬ】

 今日は学力テストだった。
 
 一切質問無し,鉛筆の音のみで45分が過ぎていった。

 私はひたすら所見書き.

 R君が気になる.
 
 わり算も倍数も通分も面積もママならなかった子だ.

 その子が汗をかきながらテストに向かっている.

 いつ鉛筆が止まるか・・・

 私は所見を書く視線のホンの端のところに彼を置いた.

 一瞬不安な目を私に向けた.(ような気がした)

 私はにこっとした.

 彼もにこっとした.

 そしてすぐテストに目を向けた.

 良い顔だった.

 多分分からない問題がたくさんあるはずである.

 彼は彼の持っているものを全て使って取り組んでいる.

 彼はあきらめない男だ。


 彼の答案を見た.

 分数のかけ算,わり算ができている.

 と思ったら,約分を忘れていた.

 そこまではできたのだ!

 それだけで私は嬉しい.


 このページを作成している今,向山先生が百人一首を指導している.

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