2005年5月9日(火)東書3年上34〜36P

 34ページは軽く問答で終了。

 形が変わると「かさ」がかわると思ってしまう子がいます。

 入れ物を変えても「かさ」が変わると思ってしまう子がいます。

 これは後で実際にやって見なければならないでしょう。


「35ページ,『4.水のかさをはかろう』です。ノートに『水のかさ』と書きなさい」

「□1。『水が多く入るのはア,イのどちらですか』写真の下の宇宙人君に指を置きなさい」

「『□の方が多く入るね』□にアかイを書きなさい」

 
これは全員「イ」を入れました。

「先生に分かるように理由を言ってもらおう。まずお隣同士で理由を言って御覧なさい」

 発表させます。

<イからアに入れたら溢れているから>

<同じ入れ物に入れたらイの方が高くなっているから>等,教科書の写真をみて答えました。


「イの方が多い,納得しました。イですね。では□2を読みなさい」

<イの方がアよりどれだけ多く入るといえば良いでしょうか>

「○○さん,言ってみてください」

<・・・>

「そう,分からないよね。その通り」

<ちょっと多い>

「(笑)そのちょっとがどれだけか知りたいんだよなぁ」

「そこで調べました。36ページです。『カップを使って調べました』」

「アはカップで何杯分か,□に書きなさい」

 全員「9杯分」とわかります。

「イも書きなさい」

 8杯分,とこれもわかります。

「アはカップ9杯分,イはカップ8杯分,アが多いのですね」

 これには批判続出です。

「だって8杯と9はいなら9杯のほうが多いでしょ」

 口から泡を飛ばして言う子もいます。

<カップのおおきさが違うしょ>

<小さいほうが損する>

 とにかく入れ物の差が問題なのだと言っています。


「分かりました。この量り方ではダメなのですね」

<ダメー>

「全員起立。ではどうすれば良かったのですか。言える人は座りなさい」

 全員座りました。

<1dlとかの入れ物で・・>


「もっと簡単に」

<1dlの>

「いいんだけどもっとズバリと」

<同じ入れ物ではかればいい>

「その通り!そこで世界でくらべても良いように入れ物を決めました」

 そして教科書の「1dl」の説明を読ませました。

<水などのかさを・・1dlのますを使います。・・かさの単位でdlと書きます>


「これがそれです」

 
子どもに渡し,触らせました。

「この入れ物,何と言いますか」

<1dlのマスです>

「これに入る水の量はどれだけですか」

<1dlです>

「デシリットルとは何ですか」

<かさ,の単位です>

等,問答をしました。


「教科書の『1dl』の書き方をなぞりなさい」

「ノートにも書きなさい。持っていらっしゃい」

 数字と単位のバランスを見ます。


 ☆2,計算スキルをやったのち,実際に1dlますを使って他の入れ物に入る水の量などを量らせました。

 ここは楽しく,わいわいと。

「どれが一番多く水が入りますか」

 一生懸命調べます。


 
馬場慶典
baba7544@aurens.or.jp

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