2005年1月27日(木)東書5年下61〜62P

「おはようございます」

「円周50cmの円を黒板に描いてもらいます」

 数名にいきなり描かせました。

「いろいろなサイズが出ましたね。どれが近いのでしょうか。人間の感覚というのは適当なんです」

「そこで算数の登場です。直径を求めます。まず書くのは?」

<直径×円周率=円周,です>

「その通り!書きなさい」

「その下に式を書きなさい。書けたら持っていらっしゃい」

 昨日までお休みしていた子がいたので復習のようにして,前時の学習を取り上げました。

 式ができたら計算。早い子に板書。

 答え15.9cmとなりました。


「実際に書いてみると・・このぐらいです」

<小さい!>

 意外と小さいものです。


 
その後「やってみよう」がらみで,およその直径を求める活動をしました。

 
自分の頭のサイズを測ったり,うでやふともも,教室のある丸いものの円周を測り,計算で直径を求めていました。

 ちょっとここに時間をかけすぎました。

計算スキル13番と14番を行いました。

 そして「練習」へ。


 
@は(1)をできたら持ってこさせ,チェック。できたら(2)に進みます。数名に板書させ答え合わせ。

 (1)は「半径問題」でしたがちゃんと直径に直していました。

 (2)は単位がcmではなくm。1名引っかかっておりました。

 Aは3匹のありが大きい半円ひとつ,中ぐらいの半円二つ,小さい半円三つ上を歩く長さを求める問題。


「アのありが歩く半円を指でなぞりなさい」

 同様にイ,ウの半円もなぞらせました。

「どのありが一番長く歩くことになりますか。予想しなさい」

 全員「ウ」のありでした。

「円周の問題ですから,あの式です!書きなさい」

 
直径×円周率=円周

「アのありが歩く円の直径は?全員起立。わかったら座りなさい」

 
図とにらめっこの子どもたち。

 指名。

<60cmです>

「その通り!数字の式を書きなさい」

 60×3.14

「ここで終わって良いですか」

<だめです>

「そうだな,半円だから?」

<÷2をする>

「すごい!÷2を書きなさい」

 60×3.14÷2

 計算して答え94.2cmを確認。


「イのありです。同じように直径×円周率の式に当てはめて書きます」

「直径は?」

<30cm>

 30×3.14


「半円だから」

<÷2>

「それが二つあるから?」

<×2だ!>

 30×3.14÷2×2


 ここで÷2×2とわざわざ書いたのは次の「3つの半円」の問題に対応させるためです。

 答え94.2cmを確認。

<同じだ>


「ではウのあり,今と同じように式に書いて持っていらっしゃい」

 20×3.14÷2×3,と全員できました。

「半円の3つ分」です。

 これも94.2cmを確認。

<みんな同じだったんだ>

 最後にこう聞くのを忘れません。


「黒板を見ます。イのありの動く長さを求める式を見なさい。してもしなくても同じ計算の部分があります」

「それに気づいた人?」

 ちゃんといました。

 
馬場慶典
baba7544@aurens.or.jp

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