2001年2月23日(金)
【テスト・手応え・杞憂】
一切の質問もないままテストは終わった。
鉛筆の止まっている子に「言葉の式をいちいち書きなさい」と指示していて行った。
ドキドキしながら机間を歩く。
正進社のテストは本当に子どもの味方である。
解いていくうちに次の問題のステップになっている。
ただ評価のためでなく,テストをしながら分かっていくテスト。
子どもに自信をつけるテスト。
向山型算数はこの正進社のテストで完結すると言っても過言ではないと思う。
150点満点での点数。
150,140,150,150,150,145,150,150,145,105,
120,145,150
であった。
良くがんばったと思う。
子どもの字にそれが出ていた。
濃くてはっきりした丁寧な字ばかりであった。
グラフの線も曲がっていない。
チャレンジ問題にも必死に取り組んだ跡がたくさん見られた。
指導時数は「教科書,ノートチェック」およびテストの時間を加えて「11時間」。
指導書の時数通りであった。
間違えた子は何を間違えたのか。
一つは「グラフの目盛りの読み違い」である。
もう一つは「読み取る項目間違い」である。
「トラックの割合」を聞かれているのに「乗用車」の割合を答えた。
実はこういう間違いの方が重傷だと思っている。
算数だけの問題ではないからだ。
そして文章題。
「何倍か」を求める時にやはり「もと」と「くらべられる」を逆にしている子がいた。
Sさんが二つ間違えた。
裏の文章題は出来ていたのだが。
後一歩であった。後一歩の詰である。
しかし私にははるか遠い「一歩」である。
全員に150点を取らせたいと思う。
そしてそうなるための努力をしていく。
その光は向山型算数にある。
しかし,一方で全員が150点を取る恐ろしさも感じる。
何か無理が生じてしまうのではないかという恐れがある。
結果ではなく,その追求過程に参加することそのものが私の人生である。
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馬場慶典
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