(C)Toss‐TwoWay/生活指導/全学年/してはいけない指導/グループ作り/好きなもの同士でグループを作る

  ホームへ/ラウンジへ/                           制作者 馬場慶典

「してはいけない・解説ページ」
何の条件もつけずに「好きなもの同士」でグループを作らせる。

<解説>
 「遠足のグループ」「修学旅行の部屋割り」など,グループを作る場面がある。
 「くじ」や「班ごと」の他に「好きなもの同士」という案が出る。
 安易に「好きなもの同士」でグループを作ると仲間には入れない子,
一人ぽっちの子が生じ,気まずい雰囲気になることがある。
 しかし,やり方によっては「一人の大切さ」を知らせる良い機会になり得る。
 向山洋一氏は言う。

 しかし,この時は,心してかからないと駄目です。必ず条件をつけるのです。
 例えば次のようにです。(『いじめの構造を破壊せよ』明治図書17P)

 向山氏の条件(前掲書18Pより)
1. 3分以内で決める。それ以上時間がかかったら駄目。
2. グループに入れない子が一人でもいたら駄目。
3. 他人のことを無理矢理ひきこまない。
4. 入りたくなかったら,無理して入らなくて良い。
5. 班がうまく出来なかった時,他の人の責任にしない。
6. 誰かの責任にしたら,2度とこういう方法はしない。

<補足>

1.うまく行かなかった時は,「別の方法でします」と宣言する。(超重要)
2.次の機会に同じ事をする。子どもの動きが違ってくる。

 大抵最初はうまく行かない。自分のことしか考えないからである。
 時間制限をすることで仲間に入れない子の存在を知る。 
 前もって条件をつけるので子どもも納得する。
 次に行う時には,すべての人を考えて動くようになっていく。
 孤立している子も大切だと言うことを子ども達は分かっていくのである。(ばば)

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