行政

1.町村長
 明治12年に標津に戸長役場が設けられ、地方自治が始まった。大正12年4月より二級町村制度が実施され、地 方自治が確立されていった。昭和21年に分村したが、その時の標津村長は、植松適氏である。分村後の中標津村長と して坂井同氏が選挙され、昭和23年3月まで就任した。続いて昭和23年4月30日より昭和31年4月30日まで、 横田俊夫氏が2期就任した。昭和31年5月1日より現在に至るまで、尾崎豊氏が2期目で就任している。

2.駐在員制度
 昭和24年4月町役場の出先機関として、各地に駐在員が置かれた。西竹地区は、佐川氏が昭和30年4月まで担当 し、その後地元の大音師誠一氏が32年3月まで担当した。駐在員の仕事は、部落に対する連絡・諸調査の事務を担当 するほか、部落内の諸活動の連絡や調整にあたるなど、中核的重要な役割を果たした。しかし、大音師氏をもって、駐 在員制度は廃止された。

3.簿記記帳農家
 開拓行政の徹底と適正な指導の資料をうるため、根室支庁が、現地の優秀で経営が安定した農家に、簿記記帳農家を 委嘱した。昭和30年まで滝ケ平誠氏・田中俊秋氏が、その業務を遂行した。

4.開拓指導農家
 開拓の実績を高めるため、道知事の嘱託で昭和29年より、現地の経営に精通した農家を指導の任にあてた。昭和29 年に群馬県から集団入植があり、現地の滝本勇雄氏が任命され、その指導にあたった。

5.町議会議員
 開拓地の諸問題を町政に強く反映させることが必要であるという現地の声が高まり、西竹・第二俣落地区住民が一体と なり、藤井弘美氏を推し、議員として町議会に送り出した。昭和31年8月より35年8月まで一期4年間活動した。

6.民生委員
 最低限の生活保障・民生の安定という仕事の面で活動した方々は、次の五氏である。
  松村都美夫氏  保岡彦六氏  半沢一雄氏  松村九十九氏  佐伯柾次氏

7.社会教育委員
  滝本勇雄氏  須崎源蔵氏  松村九十九氏

8.国勢調査員
  滝ケ平誠氏  松村都美夫氏  武田三郎氏  坂井照男氏  保岡正夫氏  弾正原正春氏


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