放牧場

@北光牧野組合
 昭和29年頃より、35線〜37線間の19号〜14号までの約115町歩 の町有林野を牧場として利用させてもらうべく、有志が運動を始めた。ようやく 32年より西共栄の一部と東西竹の一部に北光・本俣部落36戸をもって、北光 牧野利用組合を設立、町有地の貸与を受け、初年度に17号より19号までの約 64町歩を主として馬の放牧として使用する。初代組合長に中浦秀雄氏を選出 した。

A北進・群馬共同牧野組合
 昭和31年、北進、群馬部落は協議のうえ、未開放国有林を牧場として使用 させてもらうべく、中標津営林署と折衝して、ようやく使用許可を得た。31年 秋、農閑散を利用して施設を整備した。
 開拓の進度と共に家畜頭数が次第に増え、酪農の基礎確立にしたがって牧場 利用も増加して、個々の経営に欠くことのできない施設となった。しかし、37年 ごろから国の植林計画の変更に伴い、年々面積が縮小され、利用戸数が年々減少 するに至り、現在は6戸くらいしから利用していない。

B東西竹牧野組合
 昭和24年、北西竹・東西竹の有志発案により、40線から鱒川の間の標津川 本流以北の開拓財産を共同牧場として使用させてもらうべく、許可申請した。
 昭和25年に原野57町6反の許可があり、さっそく25年10月利用希望者24 戸が施設をし、放牧を開始した。
 以来15年、現在は、東西竹の全戸が利用加入している。組合員は、北西竹を含め て74戸であり、牧場利用者は多い
 施設は、利用開始当時は馬のみの牧場であったが、現在はほとんど乳牛牧場となり 、地域の酪農発展に大きな役割を示している。現在の利用面積は、200町歩であり、 利用頭数は約200頭に及んでいる。

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