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カタカナの「シ」と「ツ」の指導

 

宍戸威之(北海道・TOSSオホーツク)

下山真二氏の「かたかな『シ』と『ツ』の指導(小学一年生の教え方大辞典 195P)を修正追試した。修正した点は「シ」と「ツ」を一つずつ教えた点である。
 授業中「なるほど」とうなずく子がたくさんいた。

 

■黒板に太く大きく「し」と書いた(字の中は白抜きにした)。

この「し」の中にカタカナの「シ」を大きく書きたいと思います。どうやって書いたらいいかな? 

手を上げた子に指名し、前にださせて書かせる。

最初の子は書き方がわからなく、小さく「シ」と書いた。

「おしい。もっと大きく書いてほしいの。」

といって別な子を指名した。

その子は、白抜きの中に大きく「シ」と書いた。

とっても上手です。みなさん見てください。ひらがなの「し」と同じ流れで「シ」をかくことができます。 

子どもたちは「うん、うん」とうなずいている。

「では、指書きしてみましょう。」

といって、指を出させた。

1,2,3と画数を唱えながら何度か練習した。

「今度はノートに五回書きなさい」

と指示した。

子どもたちのノートを見て回りながら「○○さんの『シ』とってもじょうずだなあ。」とほめた。

すると、他の子も「見てみて」とうれしそうにノートを持ち上げていた。

全員が書けたら、念のために友達の見ている前でノートに書かせた。

今度は、黒板に先ほどと同じように「つ」と書いた。

 この中に、カタカナの「ツ」を書きたいんだけどどうすればいいかな。

今度は先ほどよりもたくさんの子が手をあげた。

指名して、書かせた。一発でできた。

同じように指書きをしてノートに書かせた。書いている間は見て回ってたくさんほめた。ほめると、さらに10個、20個と書く子がたくさんいた。

全員書けたところで、念のための問題をだした。

つくし

と板書した。

「カタカナで書きなさい。できたらノートをもっていらっしゃい。」

ノートを持ってこさせると、案の錠、間違って書いてくる子が何人かいた。

最初は間違っている字にだけだまってバツをつけた。

何度も間違ってくる子には赤鉛筆で薄く書いてあげた。

上手になぞれたら大いにほめ、もう一度自分で書かせた。

合格をした子には『シ』、『ツ』のつくものをたくさんノートに書かせた。

時間が無くてできなかったが、書いたものを黒板に書かせて全体で確認するとさらに理解が深まると思われる。

 

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