TOSS-LAND / 子どもへの対応/全学年

怪我をした子の親への対応

 

宍戸威之(北海道・TOSSオホーツク)

子どもが怪我をしたときは、怪我の大小にかかわらずその日のうちに電話を入れることが大事だと思います。
 「大丈夫ですか?」の一言で保護者との距離はぐっと近くなります。

 

■大休憩に廊下を走って正面衝突してしまった子がいました。

走っていた子は、相手の歯がほっぺにつきささり、切れて血が出ていました。

歯がぶつかったほうは、泣いていましたが歯は大丈夫そうでした。

保健室に連れて行き、手当てをしてもらいました。

ほっぺの方もそれほど大きな傷ではなく、ばんそうこうを貼っておけば治る程度でし た。

二人並んで座っていると、ほっぺたを怪我した方の子が「ごめんね」と謝っていまし た。

自分のほうが大きな怪我をしているのにちゃんと謝っていました。 「Y君偉いね。ちゃんと謝って。」

そういうともう一人の方も「ごめんね」と謝りました。

その後、学級でこのことを話そうと思ったのですが、他のクラスに授業を見に行く予定があり、すっかり忘れてしまいました。

大事な指導の場面を逃してしまいました。指導の場面は逃しましたが、そのことがずっと頭の隅にありました。

何かをしなければならないと思いました。

せめて電話をかけようと思いました。

夜、ほっぺたに傷を作った子に電話を入れました。

おとうさんが出ました。「大丈夫ですか?」というと、「大丈夫です。わざわざすみ ません。」と大変恐縮していました。

私もまたほっとしました。

電話をかけて心のひっかかりがとれました。

しかし、もう一人の子には電話をしませんでした。本来なら歯をいためた子にも電話を入れるべきでした。反省です。

電話をかけてみてわかったのですが、怪我の大小にかかわらず、「大丈夫ですか」の

一言を電話で確かめるというのはとても大事だなと思いました。

 

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