…という連想から、いきなり音楽以外の話題になっちゃうんですけど、最近「ガーリィーだなぁ…」と思ったのがこの映画。話の内容もそうだけど、DVD限定版にユナイテッド・アローズのスカーフ付きとか、押切もえちゃんの解説はいらないけど、それもついてたりとか限定グッズの発想もかなりガーリィ。…ところでエビちゃんが天性のガーリィー・スラッガーとして長嶋を連想させるなら、押切もえちゃんはノムさんというか、太宰治が好きですとか、英会話得意ですとか、品川庄司の品川というか、たまに目指してる場所がよくわからない時ってありません?もう話それすぎですねゴメンなさい。
ストーリーは「キューティー・ブロンド」(この映画めっちゃガーリィー!)の逆パターンというか、初めはファッションに無関心だったアンディ(アン・ハサウェイ)が上司のミランダ(メリル・ストリープ)に認めてもらいたくて、ファッションに目覚めて仕事に対する姿勢も変わっていくという、よくある展開だけど、しだいにオシャレになっていくアン・ハサウェイがとにかく最高すぎなので、それだけでオレ的には大満足っすね。
しかし、実現する順番は正反対ですが、どちらの映画も「容姿で勝った上で」「やっぱり中身よ!」というオチというかメッセージが、同じなんですよね。逆にいえば、それだけ女の人にとって容姿というのは本当にデカい問題なんだなとか思ったりして。男にモテるかどうかという話じゃなくて、もはや自分が自分の存在に納得できるのかというアイデンティティーに関わるレベルね。
「キューティブロンド」 DVD (20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)
だって男って結婚したらオシャレとかどうでもいい人がほとんどじゃん。それって「もう目的(結婚)は達成した」って感じで情けないっちゅうか、単純すぎで、ある意味微笑ましいけど。でも女の人って芸能人じゃなくて普通のお母さんでもオシャレで素敵な人なんていくらでもいるじゃないですか。それって別に「もう一花咲かせたるわ!」とかいう目的じゃなくて、自分が今の自分に納得いくかどうかっていう問題なんだと思うんですよ。だから子持ちのお母さんでも「ガーリィー」な人はいるし、十代の女の子でも「ガーリィー」じゃない子もいる。そう考えると「ガーリィーである」ということは、どれだけ厳しい精神性に裏付けされていることか。男にははかり知れない深遠な世界なんだろうなあ…とか毎月「ガーリィーとはこうだ!」みたいに熱弁してるくせに、いきなり弱気になったぐらいにして。 |