NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次 | |||||||
問題11 |
赤ちゃんがテイッシュペーパーを引っ張り出して遊ん でいます。ちぎったり、食べたりしています。これは体 のある部分をよく発達させるためする行動だと言われて います。その部分とはどこでしょうか。あて はまるものをすべて選びましょう。 |
目 鼻 手 口 足 脳 |
赤ちゃんを育てていると、「されては困るのに何度も繰り返す行動」に出くわします。 たとえば、テイッシュペーパーを何枚も何枚も引っ張り出し続ける、新聞紙やチラシをちぎる、トイレットペーパーを引っ張る、それらの紙を食べようとする、本棚から本を引っぱり出して床の上を本だらけにしてしまうなどいくらでもあります。そのたびにお母さんは、「きゃー!やめてー!」「どうしてそんなことするの!」と大騒をぎしてしまうことでしょう。でも、赤ちゃんのこうした行動には理由があります。「引っ張る」「ちぎる」「落とす」などは手の動かし方をつかむ感覚運動です。紙を口に入れるのは「それが何なのか」を調べる探索です。赤ちゃんは手や口をたくさん使うことで脳を発達させているのです。 |
|
「されては困る行動」はお母さんにとっては大迷惑です。しかし、「何度も繰り返す行動」というところに着目しなければなりません。何度も繰り返す行動には発達のための重要な意味があるのです。このことに気づくとお母さんはあわてなくなります。冷静に赤ちゃんの行動を見て対応する余裕が生まれます。私の妻は、引っ張り出されたテイッシュペーパーをたたんで、使えるものはちゃんと利用していましたし、私も、本棚の本を気の済むまでやらせてから片付ける余裕が出来ました。重くて落ちたら危険な本やこれだけは大切だという本は手の届かないところにしまいました。 |
【答え】 |
手と口と脳 |
出題のポイント |
当てはまるものをすべて選ぶことを忘れないでください。手や口を使うことは、同時に脳の発達をうながすことになります。 |
|
|