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【コラム】さっとママの体験K

上の子の赤ちゃん返り

 下の子が生まれるとよく聞かれるのが「上の子の赤ちゃん返り」です。我が家のお兄ちゃんもありました。それまで一人でご飯を食べていたのに「ご飯を食べさせて」と言いました。ようやく一人でトイレに行けるようになったのに「トイレについてきて」と言います。着替えも「着替えさせて」、抱っこもよくせがまれました。
 うんざりして「今まで自分でできていたでしょう、一人でやりなさい」と言ってしまうこともありましたが、心に余裕のある時は「きっと自分に関心を向けてほしいんだな。しょうがない、つきあってやるか」と、できるだけ受け入れるようにしていました。しかし、なんでもやってあげていると、せっかく自分一人できていたことができなくなっていく気もしたので「あと三口は自分一人でがんばって食べてごらん。残りは食べさせてあげるね」とか「シャツは着せてあげる。だから、ズボンは一人でがんばってはこうね」など、親がやってあげる部分と自分でがんばって取り組む部分を作るようにしていました。
 また、「抱っこ」については「親の愛情を満タンにする」意味合いがあるので、できるだけ断らないようにしていました。「重くなったね」とか「甘えん坊なんだから」などと軽口たたきながらも「抱っこ」は全面的に受けいれていたように思います。

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