これは、『父性の復権』『母性の復権』『立派な父親になる』などの著書で有名な林道義氏の言葉です。
第一の「家族を大切にする」というのは、家族全体を守ることはもちろんですが、その中でも「奥さんを大切にする」ということが立派な父親の大前提であるといいます。
第二の「子煩悩である」というのは、子どもとよく遊ぶ父親、子どもの面倒をみる父親という意味です。
第四の「他人の幸せも考える」というのは、自分たち家族のことだけではなく、全体の利益、公共の利益も考えるということです。例えば、隣近所のことも考えたり、我が子の友だちの家族や我が子のクラス全体のことも考えたりするような父親です。
こうして一、二、四を考えると、どれも大切なことであることはわかります。しかし、もうひとつ何が抜けているのかに気づくことは難しいのではないでしょうか。ヒントは子どもが幼稚園や小学校に通っているくらいの時代ということで、遊び以外のことです。
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