NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題46

支援を要するお子さんに対し、学校の先生方はどんなことで困っているのでしょうか。

アンケート結果は次のようになっています。第1位は何でしょうか。
第1位 (          )
第2位 乱暴をすること
第3位 暴言を吐くこと
第4位 指示に従わないこと
第5位 書くのが苦手なこと
第6位 時間がかかること
第7位 負けや失敗を認められないこと
第8位 学習意欲がないこと
第9位 授業中に口を挟まれること
第10位 ずっと話をすること

出題のポイント

否定したり、抑えつけたりするだけの指導に陥らないようにしたいものです。

 学校の先生方は保護者に対して「困っていること」を本音で話したがらないものです。その理由は様々考えられますが、その中のひとつに「話すことで保護者が直接的な行動に出るのではないか」という過剰な心配があげられます。たとえば、乱暴をすることに教師が困っていたとして、そのことを保護者に伝えることによって、親が我が子に「学校で乱暴なことをしちゃダメ」という直接的な指導をしてしまうのではないかと心配するのです。子どもが乱暴をする背景には様々な事情が隠れていることが多く、教師はその根本解決こそ重要と考えるわけです。よく「保護者と共に」とか「教師と連携して」などと言われますが、教師が求めている連携は、すべての情報を共有した上で「ではどうするか」というはじめの一歩を保護者と共に考えていくことだと思います。ですから教師と話をするときには「先生、どうしたらいいでしょうか」というスタンスで向き合うと、教師側も本当は家庭と連携したいわけですから「このお母さんには本当のことを話しておこう」となるわけです。そんな裏事情も理解していただいた上でこのアンケート結果の第一位を見ていくことにしましょう。



【答え】

強くこだわること

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