NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題47

「しつけの三原則」です。(   )に入る言葉は何でしょう。

一、 あいさつは、自分から先にしよう。
一、 返事は、「はい」とはっきり言おう。
一、 (      )をそろえ、 椅子は入れよう。

出題のポイント

これは「しつけの神様」と呼ばれた森信三が提唱し広めたものです。現在でも日本各地の幼稚園で実践され多くの成果をあげています。

 三つのしつけは、次のように短く表現することもできます。

 あいさつ
 返  事
 後 始 末

 空欄には、三つ目の「後始末」に関係のある言葉が入ります。その代表的な行動が二つあって、その一つが「椅子を入れる」ということです。
 さあ、もう一つは何をそろえることでしょうか。



【答え】

はきもの(くつ)

 正解は「履き物(靴)」です。
 幼いときに身につけさせるべきしつけを極限までに減らしていくと、この三つになると言われます。逆に言うと、この三つさえ身につけば一人前の人間として成長するということです。森信三は著書の中で次のように述べています。[41]

 三つの事柄を徹底させれば、それで一応親の責任は済むとも言えましょう。ここで済むというのは、人間としての「軌道」に乗せるという意味であって、わが子を人間としての軌道に乗せるには、そんなにいろいろとたくさんのことは要らないのですが、ほとんどのお母さん方はこの点についてご存じないようです。

 しつけには「そんなにいろいろとたくさんのことは要らない」とまで断言されています。それほどこの三つが重要なのであって、他のことは枝葉のようなものだということです。
 では、なぜこの三つなのでしょうか。

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