NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題48 「子育て四訓」を知っていますか?

 子育ては、わが子が生まれてから大人になるまで続いていきます。しかし、力の入れ具合は成長の過程によって違ってきます。やはり一番手のかかるのは乳児期や幼少期です。その代わり、乳児期や幼少期の子育てがうまくいくと、それほど手がかからなくなるように思います。反対に、乳児期や幼少期に愛情不足などで子育てがうまくいかない場合は、あとからそのことをどこかで補わなければならないように思うのです。つまり、子育てには順序があるということです。肌の時代を十分に満足した子は、手→目→心と自立へのステップ踏んでいきます。子育て四訓はその順序を見事に示しています。

 また、子育てにおいて順序とともに大切なのは方法です。子育ての方法を短い言葉で表したものを次に紹介します。

 子育ては、教えて、ほめる。
 だめなのは、教えないで、叱る。

 これは私がパーソナリティを務めているFMラジオ番組「子育てエトセトラ」の冒頭に流れるキャッチフレーズです。この言葉の元になっているのは、TOSS代表・向山洋一氏が提唱されている「教えてほめる」という教育方法の大原則です。この「教えてほめる」は、教育団体TOSSの教師に共通した指導方針ですが、これはそのまま子育ての方針としても当てはまります。番組レギュラーの「さっとママ」は、この方針に沿って子育てをされ、その具体的な場面を体験コラムという形で伝えてくれました。
 子育てには、正しい順序と正しい方法があります。それを守れば、「楽で」「楽しく」、喜びに満ちた子育てが始まり、幸せの連鎖が回り始めます。

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