NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題40

こんな子になって欲しい場合は○、なって欲しくない場合は×と言ってください。

@明るくて、前向きで、計画的で、プラス志向
A意欲的で、集中力があり、困難を乗り越える力を持つ
B個性的、独創的で、様々な工夫を自分で作り出せる
C理性的で、自分の感情や欲望をうまくコントロールできる
D協調性があって、優しく、思いやりがある
E社会的成功を得て、幸福な家庭を築き、人生に成功する

出題のポイント

@〜Eに○×で答えてもらいます。正解はありません。どちらを答えても構いません。ひと通り答えてもらえばよいだけです。ただし、問題を通して伝えたいことはあります。

【答え】

この問題に正解・不正解はありません。ただし、@〜 Eのような子に育てるための方法はあるということ をお伝えしておきます。

 人間の知能には8つの種類があると言われます(ガードナーの多重知能理論)。@言語的知能、A絵画的知能、B空間的知能、C論理数学的知能、D音楽的知能、E身体運動的知能、F社会的知能、G感情的知能の8つです。人によって、数学が得意な人もいれば、絵を描くのが得意な人もいますし、運動が得意な人もいます。それぞれの知能は別個に働くので得意分野は人によって様々です。しかし、この得意分野がそのまま「幸せ」や「人生の成功」に結びつくかというと、そうではありません。数学が得意だから幸せになれるとは限りません。絵を描くのが得意だから人生で成功するとも限りません。勉強ができるからといって人生で成功するとは限りません。実際にはそのような現実があります。
 しかし、ほぼ直結する知能が1箇所だけあります。前頭連合野(ぜんとうれんごうや)です。前頭連合野は、頭の前の方、おでこの内側にあり、8つの知能をコントロールする知能です。コンピュータにたとえると様々なソフトを使いこなすOS(オペレーティングシステム)のような存在です。澤口俊之氏はこの知能を「HQ(人間性知性)」と呼んでいます。

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