NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題42

鎖国が終わった明治時代には、たくさんの外国人が日本の文化などを調べるために日本に来ました。その外国人たちがそろって驚いたことの一つが「日本の子どもは泣かない」ということでした。ではなぜ、明治時代の日本の子どもたちは泣かなかったのでしょうか。

@叱られるようなことをしない子どもだったから
A泣いたらひどく叱られることをわかっていたから
B泣くのを我慢するようなしつけがされていたから

 この「日本の子どもは泣かない」というのは、訪日欧米人の定説だったことが渡辺京二氏の『逝きし日の面影』に書かれています。この本は幕末から明治にかけて日本に来た外国人の手による膨大な数の記録をまとめたものです。様々な国から来た何人もの外国人が「日本の子どもの姿」に衝撃を受けていたことがこの本の第十章に収められています。いくつかを抜粋させていただきます。[24]

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