Andrea Pozza Trio / Drop This Thing (Deja vu)
先日、暇つぶしに雑誌smartの『インテリアBOOK』なるものを買いました。その中で"女の子ウケするインテリア"なるコーナーがあって、血眼になって読んでしまいました(照)。"男子の部屋で見たオシャレアイテムは?"のアンケートの5位に「ターンテーブル」がランクインされていたのも驚きでしたが(確かに雑誌に載ってる男のオシャレ部屋には必ずといっていいほどタンテがありますよね。ほとんどはオブジェとして置いてるだけで、本来の役割を果たしてなさそうなのがムカっときますが、笑)、"男子の部屋で聴きたい音楽"の第1位がダントツでジャズ(47%)でした。まあ2位がボサノヴァだったんで、要するに「耳当たりのいいラウンジーな曲」ってことなんでしょうけど、これは嬉しい!!でもでも俺の部屋には女子が来ねえなぁ……。ガビン。
まあそんな話はさておき、今回はメニューがパスタってことで、人気のイタリアン・ジャズから。去年クラブ雑誌『remix』で年間ジャズチャート第一位に輝いたidea 6のピアノを務めるAndrea Pozzaのトリオ作品『Drop The Thing』。
女子ウケしそうな男前ジャケも嬉しいですが(笑)、キモは須永さんの『World Standard 07』にも収録された、Tenorio Jr.の"Nebulosa"のカヴァー。この曲はForest Mighty Blackの"Fresh in My Mind"というジャジー・ヒップホップにもサンプリングされていたので、このネタはB-BOYにもお馴染みでしょうか。こういうリリカルで軽快なピアノリフは、ネタにはもってこいですよね。これに似たピアノリフでFreddie Hubbardの"Gibraltar"という曲がありますが、これもGagleが“抜いて”ますよね。
他にもBobby Coleの"Perfect Day"のカヴァーを初め、名曲多数。ヴォーカルをとるAlan Ferringtonの声がどことなくポール・ウェラーに似てて、かなり好きです(笑)。
イタリアや北欧の所謂ヨーロピアン・ジャズは……「プリンス・オブ・ジャズ」、或いは「プリンス・オブ・ハリウッド」の異名を持つ中沢王子の十八番なので……というか、別にゴマすってるわけじゃなく、ジャズDJとして中沢王子は世界レベルの腕前だと思っているので、迂闊にかけれないんっすよ(苦笑)。今は遠方で頑張っていて、別海には不在の王子ですが、DJでこういう曲をかけると、王子が天井からこっちをニヤリと眺めている気がして、変にオロオロしてしまいます(笑)。
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